スペイン人漫画家が『第13回日本国際漫画賞』にて優秀賞を受賞
日本の外務省主催による『第13回日本国際漫画賞』の受賞作品が発表され、66の国・地域より345作品の応募があった中から、バルセロナ出身のスペイン人 ジョナタン・カンテロ (Jonatan Cantero) とジョゼップ・ブスケッツ (Josep Busquet) の二人による漫画作品「コロッケ そして「嫌だ」と言った少女 (Korokke and the girl who said no)」が、みごと優秀賞に選ばれた。
日本の妖怪にインスピレーションを得たこの作品は、典型的な鬼ではなくヒーローになりたい鬼のコロッケと、助けを求める少女アンズの物語。漫画家・鳥山明 (Dr.スランプ アラレちゃん) の真似をし、キャラクターに食べ物の名前「コロッケ」を付けたという。
第一次選考会を経て、漫画家の里中満智子氏を委員長とする審査委員会の厳正な審査により決定された結果、最優秀賞1作品 (イスラエル)、優秀賞3作品 (スペイン、タイ、ブラジル)、入賞11作品 (マレーシア、ドミニカ共和国、中国3名、ベナン共和国、ブラジル、ポルトガル、アンゴラ、韓国、台湾) の15作品が今年の入賞作品となった。
『日本国際漫画賞』は、従来よりの日本の伝統文化や芸術に加え、近年世界的に人気の高いアニメ・マンガ等のポップカルチャーも文化外交の主要なツールであるとし、「海外への漫画文化の普及と漫画を通じた国際文化交流に貢献した漫画作家を顕彰する」目的で外務省により2007年から毎年開催されている。
コロッケ そして「嫌だ」と言った少女
KOROKKE Y LA CHICA QUE DIJO NO
優秀賞 / Silver Award
漫画:ジョナタン・カンテロ / Jonatan Cantero
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脚本:ジョゼップ・ブスケッツ / Josep Busquet
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出版:SPACEMAN Project
YouTube:外務省 / MOFA / 第13回日本国際漫画賞授賞式
情報元:外務省 / 日本国際漫画賞