[日本]『スペインは呼んでいる』日本公開中
ドーバー海峡発、北はバスク、南はアンダルシアまでスペインを五感で味わう至極のロードムービー
イギリスのショービジネス界で活躍するスティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンが、グルメ取材の旅に出る人気シリーズ映画の第3弾、待望の新作『スペインは呼んでいる』 (原題:The Trip to Spain) が、11月8日より全国順次公開中。
前作『イタリアは呼んでいる』が日本でも大ヒットし、新作の今回は舞台をスペインに移し北はバスク、南はアンダルシアまで地中海を目指しレンジローバーで旅をする。カミーノ・デ・サンティアゴの巡礼ルートでは風光明媚な田園風景が、そして世界遺産の街クエンカやイスラム文化が色濃く残るグラナダなど、一度は訪れたい観光名所が極上の料理やワインと共に五感を楽しませてくれる。
ふたりはスペイン各地の知る人ぞ知るレストランで郷土料理に舌鼓を打ち、宿泊するのはすべてパラドールと呼ばれる古城や修道院を改装した豪華ホテル。美食の聖地バスクから、古都アラゴン、ワインの名産地リオハ、太陽海岸コスタ・デル・ソルまで1000マイルを移動する。ドン・キホーテとサンチョ・パンサのようなふたりの珍道中は、スペインに関する食と文化、歴史の細やかな知識で、観る者の知的好奇心を刺激し楽しませてくれる。
YouTube:株式会社ハーク / 映画『スペインは呼んでいる』予告編
監督:マイケル・ウィンダーボトム / 2017年 / 108分 / イギリス
あらすじ
イギリスの人気コメディアンで俳優のスティーヴ・クーガンは、ニューヨーク・タイムズからスペイン中を旅して書くグルメ記事の連載依頼を受ける。スティーヴは前回のイタリアへの旅にも同行してくれた旧友のロブ・ブライドンを誘う。今回の旅はスペインの北部から地中海に面するマラガまで約1000マイルを南下する予定だ。
サンタンデールに到着後、ふたりは世界屈指の美食の街サン・セバスティアンから25キロほど西にあるゲタリアで地元の海産物を味わう。
翌日ふたりは、バスク地方の有名レストラン「アサドール・エチェバリ」に向かう。水牛のチーズや自家製チョリソなど地元ならではの素材をふんだんに使用したテイスティングコースを味わいながら、コントでふざけあう。その後、ふたりはのどかな田園風景が広がるカミーノ・デ・サンティアゴの巡礼ルートを辿り、ソル・デル・レイ・カトリコの街へと移動する。
水曜日。朝ふたりはリオはへと移動する。上質なワインの産地であるリオハは、恐竜の化石の街としても有名。この日の宿泊先は歴史的な街として知られるシグエンサにあるパラドール。
木曜日。シグエンサを出発し、崖の上に作られた世界遺産の街クエンカを目指して南下。
金曜日。ふたりはスティーヴのアシスタントとカメラマンと合流するためラ・マンチャへと向かう。