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世界最高峰とされる美の殿堂、スペインのプラド美術館の全貌に迫るドキュメンタリー
王家が慈しんだコレクションが初めてスクリーンに

 
2019年11月に開館200周年を迎えた、スペインの首都マドリードにあるスペイン黄金世紀を後世に伝えるプラド美術館。開館200周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画『プラド美術館 驚異のコレクション』が7月24日より日本にて上映中。
 
広大な敷地に膨大なコレクションが収められたプラド美術館を案内するのは、アカデミー賞俳優のジェレミー・アイアンズ。レコンキスタを果たしたイサベル女王が初めての1点を購入した時から、1868年に女王イサベル2世の治世が終わるまで、王室パトネージュは脈々と受け継がれた。圧倒的な経済力を背景に美への情熱を燃やし続けたスペイン王国は、なぜ宮廷画家に意味ありげな肖像画を描かせ、ヨーロッパ全土から絵画を買い付けていたのか。
名優ジェレミー・アイアンズが膨大なコレクションを案内し謎に迫り、唯一無二の美の楽園へと誘う。プラド美術館全面協力のもと、栄光の時が刻まれた美術ドキュメンタリーが開幕する。

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15世紀から19世紀にかけて歴代のスペイン王室が「知識ではなく心で」ひとつひとつ買い集めた美術品は約8700点にのぼる。膨大な家宝の一部を公開する美の宝庫は、毎年約300万人もの美術愛好家が訪れるヨーロッパ屈指の美術館としてその名を轟かせている。
 
そのプラド美術館に、今回カメラが初密着した。コレクションの中でも注目は、フェリペ4世の寵愛を受け王宮配室長に登りつめたディエゴ・ベラスケスや、カルロス4世に重用されつつも時代に翻弄されたフランシスコ・デ・ゴヤ、日本でも人気の高いエル・グレコの傑作群。カメラは作品に限界まで接写し、天才達の筆遣いを克明に映し出す。また、奇妙な謎が散りばめられたボスの「快楽の園」、当時は男性中心だった美術界に名乗りを上げた女性芸術家クララ・ピーターズの静物画など、王室の斬新な審美眼と見聞の広さをミゲル・ファロミール館長やベテラン学芸員が解説する。普段は関係者以外立ち入り禁止エリアにカメラは潜入。収蔵品を保存、修復、研究するスタッフの作業風景や、200周年プロジェクトに参加する建築家ノーマン・フォスター卿の声を通じて、プラド美術館の新たな魅力を伝える。

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YouTube:東京テアトル/ Tokyo Theatres Ch. / 映画『プラド美術館 驚異のコレクション』予告編
 

 

『プラド美術館 驚異のコレクション』日本公開

 
日本公開:2020年7月24日より全国ロードショー
上映館と公開日はこちら
 
『プラド美術館 驚異のコレクション』
公式サイト
原題:The Prado Museum. a Collection Of Wonders (Il Museo del Prado – La corte delle meraviglie)
監督:バレリア・パリシ / キャスト:ジェレミー・アイアンズ / 2019年 / イタリア・スペイン合作 / 92分
配給:東京テアトル・シンカ

 
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情報元:プラド美術館 驚異のコレクション