【終了】特別展 ガウディ×井上雄彦 ‐シンクロする創造の源泉‐
「2013‐2014日本スペイン交流400周年」を記念する特別文化事業として「特別展 ガウディ×井上雄彦 ‐シンクロする創造の源泉‐」が現在東京の森アーツセンターギャラリーにて開催
スペインを代表する建築家、アントニ・ガウディと日本を代表する漫画家、井上雄彦。それぞれが唯一無二の魅力を放つ、二人のアーティストが奏でる夢のコラボレーションが実現します。
これまで、ガウディに関する展覧会は日本を含む各国で幾度となく開催されてきましたが、漫画家との共演はもちろん今回が初めて。展示空間にひろがる新しいかたちの化学反応にご期待ください。
ガウディってどんな人?
展示で感じる、ガウディの偉業とその人間像
スペインのガウディの専門機関が所蔵する貴重な資料約100件の出品のほか、井上雄彦作の画や物語により創りだされるガウディ・ワールド、3面スクリーンによるシアター映像、プロジェクション・マッピングによる演出、床への装飾、建築構造のインスタレーション等、展示空間は大胆に展開していきます。各作品の鑑賞のみにとどまらない多様な展示手法を通して、より深いガウディ像があぶり出されます。
すべて井上雄彦氏の描きおろし
今回、井上雄彦が出品する作品約40点は、世界最大級の手漉き和紙に描かれる墨絵を含め、本展覧会のために描き下ろされるものです。実際に現地バルセロナに滞在し、ガウディの建築作品で、世界遺産にも登録されているカサ・ミラ内にアトリエをかまえ、制作活動を進めます。井上雄彦の視点と類いまれな創造力によりガウディの世界を解釈し、創りだされる作品群はガウディの内面にせまるものとなるでしょう。
19世紀〜20世紀にかけて、地中海沿いの美しい街バルセロナを中心に活動したアントニ・ガウディは、1882年の着工以来今もなお造り続けられているサグラダ・ファミリアをはじめ、グエル公園、カサ・ミラ、カサ・バトリョなど、ユネスコ世界遺産にも登録される数々の独創的な作品を遺した。
動きのある曲線、あふれる色彩、大胆かつ画期的、といった言葉で形容されることの多いガウディの建築は、ほかのどの様式にも完全に属することのない唯一無二の存在として知られ、世界中の人々を魅了してやまない。
日本にバスケット・ブームの火をつけた国内発行部数が1億部を超える『SLAM DUNK』をはじめ、『バガボンド』『リアル』など国民的な人気漫画作品を描くことにとどまらず、近年は「井上雄彦 最後のマンガ展」等の個展や京都・東本願寺に描いた親鸞の屏風絵など、漫画家の枠のみにおさまらない活動もおこなっている。
その人気は海外でも高く、昨年12月には「日本スペイン交流400周年」の親善大使に任命されるにいたった。
本展覧会は、カタルーニャ工科大学の監修のもと、ガウディ記念講座やサグラダ・ファミリア等バルセロナの各関係機関より出品されるガウディ自筆のスケッチや図面、大型の建築模型やガウディがデザインした家具など貴重な資料約100件を通して巨匠ガウディの偉業を紹介するとともに、井上雄彦がその独特な感性と鋭い表現力により、ガウディの人間像とその物語を描く。
この特別展は、2014年9月7日まで東京にて開催された後、来年7月までの間に巡回展として金沢、長崎、神戸、仙台にて紹介される予定。
インフォメーション
特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-
Takehiko Inoue interprets Gaudi’s Universe
開催期間:2014年7月12日(土)~9月7日(日)会期中無休
開館時間:10:00~20:00(最終入場19:30)
会場:森アーツセンターギャラリー(東京・六本木ヒルズ 森タワー 52F)
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1
交通案内
東京メトロ 日比谷線「六本木駅」1C出口 徒歩0分(コンコースにて直結)
都営地下鉄 大江戸線「六本木駅」3出口 徒歩4分
都営地下鉄 大江戸線「麻布十番駅」7出口 徒歩5分
東京メトロ 南北線「麻布十番駅」4出口 徒歩8分
巡回情報
金沢:金沢21世紀美術館 2014年10月4日〜11月5日
長崎:長崎県美術館 2014年12月20日〜2015年3月8日
神戸:兵庫県立美術館 2015年3月21日〜5月24日
仙台:せんだいメディアテーク 2015年6月3日〜7月12日
公式HP:http://www.gaudinoue.com
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