【終了】新内浄瑠璃スペイン公演

 

 
新内節 鶴賀流11代目家元にして人間国宝の鶴賀若狭掾による浄瑠璃、西川古柳座による東京都無形文化財であり無形民族文化財指定の八王子車人形、花柳流 花柳貴比による日本舞踊と、クラシック・ギターリスト河野智美氏によるスペインの伝統音楽クラシックギターの共演が、マドリードのAteneo de Madridにて10月8日 (日) 19:00より、そして前日7日20:00からは、河野智美氏によるギター・リサイタルがQuinta del Sordoにて開催される。
　
伝統芸としての新内はもとより、『聴いて見て楽しい新内、わかりやすい新内』をモットーに新内の伝承をしてきた新内節が、スペイン・日本国交樹立150周年にちなみ、今回スペインの地で新内浄瑠璃を披露する。
八王子車人形と日本舞踊のみならず、スペインの伝統音楽であるクラシックギターとも共演し、スペインの方々に親しみやすく、わかりやすい内容のパフォーマンスとなる予定。
過去にスペイン語で公演を行った経験から、一曲はスペイン語で演じる予定となっている。

 
浄瑠璃：新内節
三味線音楽の語り物 (浄瑠璃) の一流派「新内節」は、始祖を初代鶴賀若狭掾とし、享保から現在まで語り継がれる名曲を作詞作曲している。情念を綿々と語り哀調あるその曲調は、人々の心を捉え素語りの芸として洗練されてきた。
　
鶴賀 若狭掾 (つるが わかさのじょう)

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新内節鶴賀流11代目家元、新内節浄瑠璃重要無形文化財保持者 (人間国宝)、平成17年、個人のリサイタルへの両陛下の御光臨は邦楽界において初となる、天覧リサイタルを開催。平成21年旭日章授賞授与。　
伝統芸の新内はもとより、聴いて見て楽しい新内、分かりやすい新内をモットーに新内の伝承・継承・後継者の育成・普及に精力的に活動。日本全国、海外でも約50ヶ国で演奏、子供や学生にワークショップを行う。新作の作詞・作曲・新内芝居の脚本も多数手がける。
鶴賀若狭掾 公式サイト
　

 
鶴賀 伊勢吉 (つるが いせきち)

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新内節 鶴賀流第11代目家元の鶴賀若狭掾に師事。
鶴賀若狭掾の三味線方として、50ヶ国での海外公演に参加。
国内の演奏会やテレビ・ラジオ録音と新内の古典的活動の他に、鶴賀若狭掾が取り組んでいる様々な分野とのコラボレーションにも数多く出演。
現在、浄瑠璃方として活動。鶴賀伊勢吉新内教室を主宰。鶴賀流分家家元。新内協会理事。

 

 
八王子車人形
国・選択無形民俗文化財。東京都指定無形文化。
大正時代より八王子で発展してきた人形芝居「八王子車人形」。伝統的な車人形の操法を基礎として文楽人形などにも指導受け、さらに新鮮な工夫を重ね日本各地はもとより、多くの諸外国で活動している。
車人形独特の操法は、ブロードウェイミュージカルのライオンキングなどにも取り入れられるなど、世界の人形芝居の指導的役割も担っている。
八王子車人形西川古柳座 公式サイト

 

 
日本舞踊
花柳 貴比 (はなやぎ きひ)

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日本舞踊家。3歳より日本舞踊を始める。花柳流家元より花柳比奈代の名を許され、花柳比奈代舞踊研究所を設立。日大芸術学部卒業後、子弟の指導にあたるとともに、インターパシフィック国際高校理事・講師として日本舞踊の教育・普及に努める。舞踊家としては国内及び海外公演を積み重ね、古典舞踊から創作舞踊の分野で新作活動に力を注いでいる。
花柳貴比 日本舞踊研究所

 

 
クラシック・ギター
河野 智美 (こうの ともみ)

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クラシカルギターコンクールでの優勝のほか、東京国際ギターコンクール、アジア国際ギターコンクールなど、国内外のコンクールにて入賞。
日本各地の他、ロシア、韓国、中国、タイ、イタリア、ボリビア、オーストリアに招かれコンサートを開催。2016年オーストリアのルスト国際ギターフェスティバル、ロシアのモスクワとエカテリンブルクに招かれコンサートを開催、スペインのマドリードでのリサイタルの成功など、いずれも盛大な評価を得ている。
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