セイコーがマドリードにて新製品発表会
6月18日、マドリードの日本大使公邸にて、セイコーの新製品発表会が開催され、同社製品の愛用者である著名な闘牛士フラン・リベラ氏も駆けつけた。
本年は、同社の高級ウオッチブランド「グランドセイコー」誕生55周年、また同社の手による日本国産ダイバーズウオッチ誕生50周年の年となっている。
イベントでは、セイコーのスペイン・ブランド・マネージャである佐藤友美氏が、今年9月にスペインで発売される三つの新しいラインの製品を紹介した。
「セイコーアストロン」は世界初のGPSソーラーウオッチ。
2万km上空のGPS衛星からシグナルをキャッチし、緯度・経度・高度・時刻を特定、今いる場所の時刻に調整する。また、この時計はソーラー発電により駆動する。
日本製のメカニカルウオッチとして、昨年初めてジュネーブ時計グランプリで部門賞を受賞した「グランドセイコー」では、1967年発表のブランド初の自動巻モデル「62GS」を復刻したシリーズが発売される。
また同社本格スポーツウオッチシリーズの「セイコープロスペックス」でも、新製品「マリーンマスタープロフェッショナル」がお目見え。
2014年9月、JAMSTECの無人探査機「かいこう7000Ⅱ」に装着された同社製の1000メートル飽和潜水用ダイバーズウオッチは、メカニカルモデル、クオーツモデル共に、保証している防水性能を遥かに上回り、深度3000メートルを超えても稼働することを実証した。
イベントではスペインでの新製品発表を祝うべく、越川和彦在スペイン日本大使、フラン・リベラ氏、スペインで40年近くセイコー社製品代理店を務めるヘレサ社CEOのミゲル・アンヘル・カダルソ・ゴメス氏、セイコーUK代表で同社欧州市場責任者である川西進氏の手で鏡開きが行われた。
これらの新製品が9月にスペインで発売されるのが楽しみである。