画像提供:谷めぐみ

 画像提供:谷めぐみ

 

こちらのイベントは終了しました。

 

ソプラノ歌手、谷めぐみ。日本で声楽を学んだ後、ふとしたきっかけで出会ったスペインの歌の魅力に取りつかれて単身バルセロナに渡る。バルセロナ市立高等音楽院にてスペインの歌曲、オペラ、サルスエラのアリアなど幅広いレパートリーを学び、1985年に日本に戻り、帰国記念リサイタルを開催した。

その後日本で多彩な演奏活動に活躍する谷めぐみが、10月17日に東京のHakuju Hallにて、帰国30周年を記念するリサイタルを開催する。

 

谷めぐみからのメッセージ

Line_Black

光陰矢のごとし、と申します。ふと気が付けば、1985年10月25日開催の帰国記念リサイタルから、30年の時が流れておりました。2015年10月17日(土)、30周年リサイタルを開催します。

スペインには実に多くの、実に個性豊かな歌があります。その音楽にあふれる凛々しさと潔さ、己の生を甘受し、泣き、笑い、祈り、愚直なまでに一途に生きる人々の心は、いわゆる「情熱のスペイン」ひと言では括りきれない、人間存在の哀しさ、そして、哀しさゆえの愛おしさを伝えてくれます。

今回は記念の年にちなみ、スペインの名作曲家による名歌曲、名作品を、ずらりと並べたプログラムを組みました。
2015年はハバネラの魅力を世界に伝えた作曲家イラディエールの没後150周年にあたります。こちらも記念の年にちなみ、大ヒット曲「ラ・パロマ」に加えて、もうひとつの知られざるヒット曲、あのビゼー作曲「カルメン」ゆかりの佳曲「エル・アレグリート」を演奏します。

さらに今年はもうひとり、忘れられない音楽家が記念の年を迎えました。ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスです。彼女が天に還って早や10年が過ぎました。たとえこの世に姿がなくても、ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレスの歌は私の永遠の憧れ、天空の道標です。
「歌でスペインの魅力を伝えたい」今も昔も変わらぬ私の願いです。30年に感謝をこめて歌います。
初秋の午後、ぜひご来聴ください。

谷 めぐみ

Line_Black

 

画像提供:谷めぐみ

 画像提供:谷めぐみ

 

谷めぐみ30周年記念リサイタル 《スペイン わが心の歌》プログラム

歌曲彩々
中世の歌(作曲者不詳)(Anónimo) / 母なるマリアに (Mariam matrem)
P.エステーベ (P.Esteve) / 心よ、ともに悲しもう (Alma, sintamos)
B.デ・ラセルナ (B.de Laserna) / 金のくちばしの小鳥 (El jilguerillo con pico de oro)
E.トルドラ (E.Toldrá) / さだかならぬ歌 (Canço incerta)
M.ガルシア・モランテ (M.García Morante) / 恋人が言いました (L’enamorat li deia)
E.グラナドス (E.Granados) / 予言の鳥 (L’ocell profeta)
J.トゥリーナ (J.Turina) / エスペランサの聖母に捧げる祈祷風のサエタ (Saeta en forma de Salve a la Virgen de la Esperanza)
J.ロドリーゴ (J.Rodrigo) / ベツレヘムの小歌 (Copillas de Belén)
M.デ・ファリャ (M.de Falla) / ホタ (Jota)
F.ラビーリャ (F.Lavilla) / バスクの歌 (Vasca)
J.グリディ (J.Guridi) / 当ててごらんと言ったって (¡Cómo quieres que adivine!)

天上の華に捧ぐ ~ヴィクトリア・デ・ロス・アンへレス没後10周年
F.モンポウ (F.Mompou) / 君の上にはただ花ばかり (Damunt de tu només les flors)

ハバネラの夢 ~セバスティアン・イラディエール没後150周年
S.イラディエール (S.Yradier) / ラ・パロマ (La paloma)
             / エル・アレグリート (El arreglito)
F.ロンガス (F.Longas) / 紺碧の空 (Cielo azul)
X.モンサルバージェ (X.Montsalvatge) / 黒人の子守り歌 (Canción de cuna para dormir a un negrito)

¡ビバ!エスパーニャ
トゥーナの唄 (Canción de tuna) / クラベリートス (Clavelitos)
P.ルーナ (P.Luna) / スペインから来た娘 ~〈ユダヤの子〉より (De España vengo~〈El niño judio〉)
G.ヒメネス (G.Gimenez) / サパテアード ~〈早咲きの娘〉より (Zapateado~〈La Tempranica〉)

 

谷めぐみ ソプラノ歌手


画像提供:谷めぐみ

画像提供:谷めぐみ

スペイン歌曲のスペシャリスト。熱くまろやかなクリスタルボイスが魅力。スペイン音楽への深い洞察と共感で独自の世界を築き、その真髄である粋と情熱、凛とした生命力、真摯な祈り、細やかな人情の機微を、美しく豊かに歌い上げる。

北海道出身。京都市立芸術大学音楽学部声楽専攻卒業。ふとしたきっかけで出会ったスペインの歌に強く導かれ、単身渡西。バルセロナ市立高等音楽院にて、著名な作曲家、ピアニストであるマヌエル・ガルシア・モランテ氏に師事。スペイン歌曲、スペイン各地の民謡、オペラ、サルスエラのアリアなど幅広いレパートリーを学ぶ。スペインを代表する作曲家F.モンポウ、E.グラナドスの実娘らから、その演奏を高く評価された。留学中にリサイタル開催。ガルシア・モランテ氏編曲『日本民謡集』出版にあたり、歌詞監修、解説の執筆、日本語全文のスペイン語訳を担当。さらに歴史的由緒ある『百人会議の間』で開かれた『バルセロナ市主催出版記念演奏会』にて特別演奏を務め、日西両国の文化交流に貢献した。
帰国と同時に演奏活動を開始。『スペインの華』『黄金世紀の夢』『愛しのバルセロナ』『スペイン浪漫』など多彩なテーマによるリサイタルを展開。バルセロナ市の夏の音楽祭『グレック』に招聘を受け、同市にて再びリサイタル開催。日本で初めて行われた世界的名ソプラノ、ヴィクトリア・デ・ロス・アンヘレスによるマスタークラスを受講、通訳。NHK・FM放送出演。ライブCD『スペインの熱情と哀感の果て』『スペイン わが心の歌』『谷めぐみが歌う 魅惑のスペイン』『Plegaria~祈り』制作。日西翻訳通訳研究塾にて教養講座『スペインの音楽』担当(2013年~2014年)。『6か国語音楽用語辞典』(音楽之友社)に編集協力。2015年7月、毎日メディアカフェにて『谷めぐみが語る魅惑のスペイン歌曲』開催。10月、リサイタル30周年を迎える。
オフィシャルサイト『谷めぐみの部屋』 http://megumitani.wix.com/sala

 

★ 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

 ★ 画像をクリックすると大きな画像が表示されます。

谷めぐみ 30周年記念リサイタル 《スペイン わが心の歌》
Megumi Tani Soprano recital – 30 Aniversario -
Canciones Españolas, tesoros de mi corazón


ソプラノ:谷めぐみ ピアノ:浦壁信二
日時:2015年10月17日(土)午後2時開演    
会場:Hakuju Hall
住所:〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1-37-5 白寿生化学研究所本社ビル7F
TEL:03-5478-8867

チケット:全席自由5,000円

チケットお申込み【チケットぴあ】
Pコード:263-750 http://t.pia.jp/
電話予約:0570-02-9999
店頭取扱:ぴあ / セブン-イレブン / サークルK・サンクス
お問合せ:テンプリント(鈴木)03-3263-7728

後援:在京スペイン大使館 / セルバンテス文化センター東京 / 日本・カタルーニャ友好親善協会 / 日西翻訳通訳研究塾