ドキュメンタリー映画「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」、12月12日より日本で公開
かつて、完成までに300年かかると言われていたアントニ・ガウディ世紀の一大プロジェクト「サグラダ・ファミリア」は、いかにして2026年完成予定となったのか。
スペイン、バルセロナ。2005年に世界遺産に登録され、年間3百万人を超える世界中からの観光客を魅了するバルセロナのシンボル、サグラダ・ファミリア。
カタルーニャの建築家アントニ・ガウディが構想し、1882年の着工から133年経った現在に至るまでいまだ完成していない建築プロジェクトを、スタッフしか入れない内部の映像と建築関係者らのインタビューによって解明するドキュメンタリー映画「創造と神秘のサグラダ・ファミリア」が、2015年12月12日(土)から恵比寿ガーデンシネマ (YEBISU GARDEN CINEMA) 他で公開される。
1882年に着工されたサグラダ・ファミリアの初代建築家はビリャール・イ・ロサーノで、アントニ・ガウディは1883年に31歳で2代目建築家として就任。1926年のガウディの死後も建築は続けられたが、1936年の内戦時に、残されていたガウディの肉筆のスケッチや図面、また彼が作った大きな模型も焼失してしまったため、現在ではコンピュータ技術を駆使し、ガウディの意図した形を創造しながら建設が続けられている。
かつて完成までには300年かかると言われていたが、公式発表ではガウディ没後100周年にあたる2026年に完成予定。130 年前のガウディの意思を、現在の技術で、いかに表現しようとしているか、現場スタッフの試行錯誤、ガウディの意志を巡り、未だ進化し続けるガウディの偉大なライフワークの神秘を追う。
かつて私は仏教徒だったが、カトリックに改宗した。なぜなら、ガウディが見たものを見るべきだからだ。ガウディ本人を見つめるのではなくて、彼の視線を追ってみよう。そう切り替えたのが大きな転機になった。ガウディの模型の破片を基に、模型全体を復元した。ガウディの模型やヒントが仕事の助けになる。ガウディがどんな線を思い描き何を求めたのか、私は毎分毎秒問い続けている。
外尾悦郎(彫刻家)
Youtube:映画『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』予告編
監督:ステファン・ハウプト
出演:ジャウマ・トーレギタル、外尾悦郎、ジョルディ・ボネット、ジョアン・リゴール、ジョアン・バセゴダ、ライモン・パニッカー、ルイス・ボネット
配給・宣伝:アップリンク © Fontana Film GmbH, 2012
(2012年 / スイス / スペイン語、カタルーニャ語、ドイツ語、英語、フランス語 / 94分 / 16:9 / カラー)
映画『創造と神秘のサグラダ・ファミリア』
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/sagrada/
Facebook:https://www.facebook.com/映画創造と神秘のサグラダファミリア
Twitter:https://twitter.com/SagradaMovieJP
公開情報
2015年12月12日(土)YEBISU GARDEN CINEMAほか、全国順次公開
10月1日現在、決定している公開劇場は以下:
12月12日(土)〜
東京:YEBISU GARDEN CINEMA
千葉:キネマ旬報シアター
愛知:センチュリーシネマ
1月23日(土)〜
鹿児島:天文館シネマパラダイス
2月20日(土)〜
栃木:宇都宮ヒカリ座
大阪:テアトル梅田(公開日は近日発表)
北海道:札幌シアターキノ(公開日は近日発表)
公開劇場の追加、公開日などの最新情報はFacebookにてご確認下さい。