スペインより日本訪問ブームの兆し
マドリードにて開催された国際観光展示会 FITUR2015は、昨年の訪問者数を約12%上回る225,000人の訪問客を記録し、2月1日に閉幕した。この訪問客数には100ヶ国以上から訪れた125,000人の業界人を含む。
日本ブースにも多くの人々が訪れ、日本の観光に興味を持つ人が増えていることが如実に感じられた。2014年に国外から日本を訪れた人は1,300万人を超えたが、スペインから日本への訪問客もその例外ではなく、2013年の44,461人と比べ、2014年1月から10月までで既に53,043名がスペインから日本を訪れており、スペイン発の日本訪問客の増加傾向を証明した。
日本ブースでは、書道のデモンストレーション、着物の着付けデモンストレーションや、2013年ミス・インターナショナルスペインのアラセリ・カリレロ・マルティネスさんも参加した着物のファッションショー、日本酒のサービス、空手の演舞、日本の鎧兜の展示、忍者とのフォトセッション、一般客も参加し楽しんだ折り紙のワークショップなど、多くのイベントが開催された。
また1月30日(金)にスペインで封切された松本零士原作の3DCGアニメーション映画「キャプテン・ハーロック」のプレゼンテーションも行われた。このプレゼンでは2015年夏に名古屋で開催されるワールド・コスプレ・サミットにスペイン代表として参加予定のダニエル・タラベラ・ダサとビルヒニア・ピニーリョ・バレロの二人のコスプレーヤーがステージに登場し、その場を盛り上げた。
そしてNHKの番組「We love Japanese songs」で優勝したサラゴサで活動するエステル・アルバラとラウラ・アンドレスからなるデュオ・グループ「こけし」の、日本のポピュラーソングのミニ・コンサートも行われ、訪問客はその素晴らしい歌声に聴き入った。
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