8名のスペイン人研究者・学生が国費留学生として4月より日本へ渡航
この4月より、6名のスペイン人研究者と2名のスペイン人学生が、日本の文部科学省による国費留学生として日本に渡航する。3月16日、マドリードの在スペイン日本大使公邸に於いて、今回新たに渡日し研究や勉強を行う8名の留学生の門出を祝うレセプションが行われた。
今回スペインから日本に渡航する国費留学生は下記の通り。
カタルーニャ
イバン・ゴンサレス・プジョルさん:レウス出身。ロビラ・イ・ビルジリ大学法学部卒、オベルタ・デ・カタルーニャ大学経営学部卒、サラマンカ大学東洋アジア科マスター取得。専修大学 (神奈川県) にて日本の外交戦略に関する研究を行う予定。
フェラン・ゴンサレス・フランケサさん:バダロナ出身。カタルーニャ工科大学航空工学部卒。エラスムス交換留学制度によりドイツ、スウェーデン、日本にて宇宙科学技術のマスター取得。総合研究大学院大学 (神奈川県) にて研究を行う予定。
ポル・レマイレ・ポルティージョさん:バルセロナ出身。バルセロナ大学心理学部卒、一般健康心理学マスター取得。名古屋大学 (愛知県) にて文化交流と社会心理の関係について研究予定。
マドリード
アンヘル・ロペス・ガルシア・アリアスさん:トレス・カントス出身。マドリード・アウトノマ大学工業エンジニア。大阪大学にて研究予定。
フランシスコ・ハビエル・セラヤ・モロンさん:ポスエロ・デ・アラルコン出身。フランシスコ・デ・ビトリア大学建築学部卒。慶応大学にて研究予定。
バスク
イバイ・ゴロルド・フェルナンデスさん:バスク大学工業エンジニア。サラゴサ大学にてバイオ医学工学のマスター取得。九州工業大学にて研究予定。
マラガ
マリア・クエバス・マルティンさん:マラガ出身。マラガ・サルバドール・ルエダ IESで学習後、マラガ大学哲学文学部に入学し通訳の勉強を開始。東京の文化外国専門学校にてビジネスの為の日本語の翻訳を学ぶ予定。
バレンシア
アルバ・ピレス・ペレアさん:バレンシア・ベニファイオ出身。京都コンピューター学院にて美術とデザインの基礎科学を学ぶ予定。
国費外国人留学生制度によってこれまで通算340名のスペイン人が日本で勉強する機会を得ている。
この制度によって最低2年間分の日本の大学への入学金と滞在費が支給され、修士、博士課程へ延長できる可能性もある。前述の皆さんはこの4月から日本での研究や勉強を開始する予定。
2017年度世界青年の船 (Ship For World Youth 2017)
今回の式典を盛り上げようと、2017年度世界青年の船 (SHIP FOR WORLD YOUTH 2017) に参加し日本を訪れて、最近スペインに帰国した若者たちのグループも駆け付け、日本での経験についてのエピソードを披露した。
世界青年の船事業は歴史ある国際交流プログラムで、世界各国から集まった青年が相互理解を深め、国際化の進展する各分野で一人一人がリーダーシップを発揮できる青年を育成することを目的としている。
取材協力:在スペイン日本国大使館