【終了】[オンライン] 新型コロナウイルス終息祈願「能声楽奉納」~スペインのために~
能声楽家・青木涼子による 『新型コロナウイルス終息祈願「能声楽奉納」スペインのために』 が、7月11日(土)にYouTubeライブで無料で生配信される。
新型コロナウイルス終息祈願「能声楽奉納」とは、能声楽家・青木涼子が世界の作曲家と発表してきた祈りの芸能ともいえる「能」の謡の曲を、作曲家の暮らす国の人々に向けて演奏するオンライン奉納演奏。感染症の流行を防ぐため自宅から演奏家が参加できる「リアルタイム遠隔地セッション」で行っている。
第1回目はヨーロッパで被害の大きかったイタリアへの奉納のために5月に、第2回目はフランスのために7月4日に開催され、第3回目となる今回はスペインのために開催される。
今回はシリーズ初となる、海外とのリアルタイムでの遠隔合奏をスペインのチェリスト、アルド・マタと行う。2018年にスペイン大使館の委嘱でスペイン在住の作曲家ブルーノ・ドッツァによって作曲された「エウリディーチェ」を、スペインの人々に向けて奉納演奏する。
演奏会場にはそれぞれが自宅からリモートでリアルタイムに合奏する3人の映像が映し出され、その様子がカメラを通して視聴者に配信される。公演の映像はライブ配信後もアーカイブとして青木涼子公式YouTubeチャンネルで視聴可能。
第3回新型コロナウイルス終息祈願「能声楽奉納」スペインのために
Youtube:青木涼子 Ryoko Aoki / Pray for an end to the Covid-19 vol.3, For Spain 第3回新型コロナウイルス終息祈願「能声楽奉納」スペインのために
青木涼子 (能声楽家)
世界の主要な現代音楽の作曲家と共に、能の声楽である「謡」を素材にした新しい楽曲を発表している。これまでにペーテル・エトヴェシュ、細川俊夫など50人を超える作曲家が楽曲を提供しており、国内外でオーケストラとの共演、オペラ出演を行っている。ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、アンサンブル・アンテルコンタンポランなどのトップオーケストラと共演。パリの秋芸術祭、ムジークフェストベルリン、バルトーク・フェスティバルなどの音楽祭への参加や、コンセルトヘボウ、ベルリン・フィルハーモニー、フィルハーモニー・ド・パリなどの主要なホールに出演するなど、世界的な活躍をしている。東京藝術大学音楽研究科修士課程修了 (能楽観世流シテ方専攻)。ロンドン大学博士課程修了。平成27年度文化庁文化交流使。第11回「創造する伝統賞」受賞。AMATI所属。
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アルド・マタ (チェロ)
レイナ・ソフィア音楽大学、シカゴ音楽学校、インディアナ大学で学ぶ。01年カスティーリャ・イ・レオン響の首席チェロ奏者に就任してから、サラマンカ高等音楽院での指導、グラナドス弦楽四重奏団のメンバー、スペイン国営放送響首席チェロ奏者、カタリーナ・ガースカ高等音楽院教授などを歴任。コンクールで受賞歴多数。室内楽奏者、ソリストとして、またオーケストラ指揮者として活動を行う。バロック音楽を専門とし、ガットの弦で演奏、エンドピンを使わないで演奏する。1787年ナドッティ作のチェロを使用。
ブルーノ・ドッツァ (作曲家)
イタリアのミラノ生まれ。ピアノ、作曲を学び、ミラノ大学在学中は哲学も専攻。マドリード音楽大学では指揮を学ぶ。1993年からスペインに居住。2002年ローマのスペイン・アカデミーのレジデント作曲家。室内楽からオーケストラ作品まで、幅広い編成で作曲し、ヨーロッパの主要な音楽祭、コンサートホールで、ベルリンフィルの室内楽アンサンブル、SMASHアンサンブル、スペインのプルーラル・アンサンブルなどが演奏。コルドバ、マドリードのRCSM、UEM(Universidad Europea Madrid)などで教鞭をとる。
開催日時:2020年7月11日 (土) 18:00〜18:15 (日本) / 11:00〜11:15 (スペイン)
視聴料:無料
曲目:ブルーノ・ドッツァ「エウリディーチェ」
出演:青木涼子 (能声楽家・東京)、アルド・マタ (チェロ・マドリード)、ブルーノ・ドッツァ (作曲家・マドリード)
協力:AMATI
本企画は自主企画での開催のため皆様からの支援を募っているとのこと。今回の支援金の半分はスペイン側の演奏者謝礼と制作費、残りを日本側の制作費に使用する予定としている。支援金の受付はPayPalにて。
情報元:青木涼子 公式サイト / valuepress