[日本] ペドロ・アルモドバル監督×ペネロペ・クルス主演『パラレル・マザーズ』日本公開
スペインの名匠ペドロ・アルモドバル監督が、「オール・アバウト・マイ・マザー」「ボルベール 帰郷」「抱擁のかけら」など、数々の作品でタッグを組んできたペネロペ・クルスを主演に迎えた、待望の最新作『パラレル・マザーズ (原題:Parallel Mothers / スペイン語題:Madres paralelas)』が、2022年11月3日より日本で公開されている。
偶然同じ日に母となった二人のシングルマザーがたどる数奇な運命。家族の愛をあらたな形で描く衝撃作は、第78回ベネチア国際映画祭 (2021年 / イタリア) のコンペティション部門に出品され、ジャニス役を演じた主演のペネロペ・クルスがボルピ杯 (最優秀女優賞) を受賞したのを皮切りに、パームスプリング国際映画祭、ナショナルボードオブレビュー 、第47回ロサンゼルス映画批評家協会賞など数々の海外映画賞で主演女優賞を獲得、第94回アカデミー賞 (2022年) でも主演女優賞・作曲賞の2部門でノミネート、さらに、スペインのアカデミー賞と言われるゴヤ賞で作品賞を含む8部門でノミネートされたほか、第79回ゴールデングローブ賞でも最優秀非英語映画賞や英国アカデミー賞でもノミネートされた。
あらすじ
フォトグラファーのジャニスと17歳のアナは、出産を控えて入院した病院で出会う。共に予想外の妊娠で、シングルマザーになることを決意していた二人は、同じ日に女の子を出産し、再会を誓い合って退院する。だが、ジャニスはセシリアと名付けた娘と対面した元恋人から、「自分の子供とは思えない」と告げられる。そして、ジャニスが踏み切ったDNAテストによって、セシリアが実の子ではないことが判明する。アナの娘と取り違えられたのではないかと疑ったジャニスだったが、激しい葛藤の末、この秘密を封印し、アナとの連絡を絶つことを選ぶ。それから1年後、アナと偶然に再会したジャニスは、アナの娘が亡くなったことを知らされる。
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル / 2021年 / 123分 / スペイン
原題:Madres paralelas
キャスト:ペネロペ・クルス、ミレナ・スミット、イスラエル・エレハルデ、アイタナ・サンチェス=ギヨン
YouTube:キノフィルムズ / 11/3公開『パラレル・マザーズ』予告篇
情報元:パラレル・マザーズ公式サイト