シンクロ指導者 藤木麻祐子、スペインチームのコーチに就任
シンクロナイズドスイミング指導者である藤木麻祐子氏 (42) が、今秋10月から東京オリンピックの開催される2020年まで、スペイン代表 シンクロナイズドスイミングチームのコーチに就任したことが、スペイン水泳連盟 (RFEN:Real Federación Española de Natación) より発表された。
元日本代表選手であった藤木氏は、2003-2010年、2013年世界選手権でスペインチームのコーチを務め、2008年北京オリンピックでスペインが初めてチームとデュエットで銀メダルを獲得した際、藤木氏がヘッドコーチではなかったものの、「スペイン流のトレーニングを大きく変えたメダル獲得のキーパーソンである」と賞賛された。さらに、2014年からは中国チームを指揮し、2016年のリオオリンピックで2つの銀メダルを獲得した実績を持つ。
RFEN会長フェルナンド・カルペナ氏は、「Mayu (麻祐子) は、スペインのシンクロにとって非常に大きなサポートとなるだろう。」、そしてテクニカル・ディレクターであるアナ・モンテロ氏は、「複数の国での指導経験があり国際性の高い藤木氏にコーチに就任頂いたことは、スペインにとって大変重要であると考えています。」と語った。
藤木氏は、中国チームを指揮した体験を振り返って「今のスペインチームの状況は、私が中国チームのコーチに就任した時と似ていると思います。伸び盛りの若い選手たちが沢山います。中国での仕事は私にとって素晴らしい経験となりましたし、中国とスペインは、アイデアの共有や合宿等で今後協力して行くことが出来ると考えています。スペインとの絆も維持したかったので嬉しいです。」と語った。
また、中国チーム関係者は「4年前に新しい世代の選手達とチーム作りをスタートしました。藤木氏はその素晴らしい仕事振りとシンクロナイズド・スイミングに対する情熱を私達に見せてくれました。彼女のリーダーシップと新しいアイデアで、中国は王者ロシアに以前より近づくことが出来ました。今後も藤木氏とは協力関係を維持したいと思いますし、彼女が指揮するチームとの合同合宿や、意見交換なども行って行きたいと思っています。」と語った。
Real federación española de natación (RFEN)
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シンクロナイズド・スイミング スペイン代表チーム
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情報・画像元:RFEN