【終了】ジャパトラ公演。邦楽・墨彩画・語りの融合による日本の昔話。
ジャパトラとは、二十五弦箏プレイヤー 中井智弥と日本の伝統美術を愛する画家 舌ガタロウが2011年に結成した Japan Traditional Arts Academy の略称である。
その後、邦楽囃子の島村聖香と語りの本庄康代を加え、日本の伝統楽器による演奏と墨彩画の映像演出にことばを融合し、現代の新しい表現スタイルに挑戦している。
演目は日本のおとぎ話・民話を主とした日本の昔話。子供から大人までが音楽・絵・ことばによって日本の伝統文化の素晴らしさに触れ、楽しく観賞し、一緒に学べることを基本に、新しい日本文化の創造に寄与することを目指す。
ジャパトラ公演「夢応の鯉魚」出典:Youtube
今回のスペインツアーでは、邦楽囃子(囃子方)の島村聖香に代わって千代園剛が出演し、「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」第2部出版400周年を記念するスペイン公演限定演目「Los Molinos」を特別に加えて、マドリードとバルセロナにて公演を開催する。
出演者紹介
二十五絃箏(糸方・作曲家)
中井 智弥(なかい ともや)
三重県出身。東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。
音域の広い二十五絃箏を駆使し、箏の持つ可能性と芸術性を追求している。その圧倒的テクニックとダイナミックかつ繊細な音楽表現は、人の心を惹き付ける魅力がある。
外務省からや国際交流基金主催事業で南米、アジア、欧州など巡り世界中で賞賛をうける。
http://tomoyanakai.com
邦楽囃子(囃子方)
千代園 剛(ちよぞの たけし)
幼少期、盆踊りの櫓(やぐら)の上で太鼓を叩く姿と音色に魅了され地元のグループに入りバチを握る。大学にて講師の西川啓光と出会い、和太鼓だけでなく古典や現代邦楽の打楽器の指導を受け、全ての邦楽打楽器の奏者になることを志す。 邦楽打楽器を西川啓光 和太鼓を林英哲。お囃子を藤舎呂凰の各氏に師事。東京邦楽コンクールにて現代音楽会協会賞受賞。難病と闘う子どもたちの元へプロのアーティストが本物のパフォーマンスをデリバリーする活動の「心魂プロジェクト」に2014年より参加。デリバリーパフォーマンス、ミュージックシャワー、オリジナルミュージカルに出演し和太鼓以外にも歌や芝居にも挑戦し表現者としての幅を広げる。
語り(語り方)
本庄 康代(ほんじょう やすよ)
東京都出身。舞台衣装・テキスタイル・バックのオリジナルブランドを持つデザイナー。
ダンスパフォーマンスの振り付けおよび総合演出。各種のイベント企画・演出・プロデュースを手掛ける。
また、ことばと音楽・映像との共時性に「語り」を融合させた美しく豊かな日本語の表現の可能性を追求している。
版画・墨彩画・デザイン(絵描方)
舌 ガタロウ(ぜつ がたろう)
京都府出身。武蔵野美術大学デザイン学科卒業。
‘98年第1回棟方志功版画大賞にて入選。‘01年 FUJI FILMのグラフィックデザイナーとして入社。デザイン業と平行して木版画や墨彩画の作品を創作し、2008年初の個展を行う。
作品は「和の美」を大切にし、素朴で温かみが有る。
マドリード公演
2015年5月11日(月)19:30
場所:Salón de Actos del Instituto Cervantes (Calle Alcalá 49, 28014 Madrid)
入場無料・席数に限りあり
バルセロナ公演
2015年5月12日(火)19:00
場所:CaixaForum Barcelona (Av. Francesc Ferrer i Guàrdia, 6-8, 08038 Barcelona)
入場料:6 € (Caixaのお客様には50% 割引の適用あり)
このウェブサイトにて入場券購入可能:www.proticketing.com
ジャパトラ(Japan Traditional Arts Academy)http://tomoyanakai.com/jtaa/index.html