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4月25日から7月1日まで、バレンシアのMuseo Valenciano de la Ilustración y la Modernidad (MuVIM) にて、西洋美術に影響を及ぼした19世紀の日本美術として、江戸時代を代表する浮世絵師・歌川広重の作品を展示する『広重と彼の生きた時代 (Hiroshige y su época)』を開催。
 
この展示会では、将軍在所の江戸と天皇在所の京都を結ぶ江戸時代の最も重要な街道であった東海道と53の宿場を描いた広重の代表作と言える、浮世絵木版画の連作「東海道五十三次」(1833-1834年) 全55作品、浮世絵師として名声を博した歌川広重と、彼が生きた時代に焦点をあてている。

 
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歌川 広重


歌川広重 (安藤徳太郎) は、1797年江戸の定火消しの安藤家に生まれる。1811年歌川豊広の元に入門し歌川広重の名を授かった。師である豊広の死後、広重の作品は風景画を主に扱うようになり、大きな成功を博す。あまりにもたくさんの注文を受けたため、18人もの弟子がついたほどであった。
『東海道五十三次』『木曽街道六十九次』『六十余州名所図会』『名所江戸百景』『冨士三十六景』などの作品は、日本芸術の名作だと考えられている。また、彼の作品は当時の社会、文化、習慣、生活などを知る重要な資料でもある。広重は、豊かな感性によって、雪や嵐、雨、風、霧などあらゆる自然の現象を表現した。
1865年に俗世間から離れ出家する。62歳の時、当時流行していたコレラに感染して亡くなる。

 

歌川広重浮世絵展『広重と彼の生きた時代』

開催期間:2018年4月25日〜7月1日
会場:Museo Valenciano de la Ilustración y la Modernidad (MuVIM)
住所:Carrer de Quevedo, 10, 46001 València
 
入場料:一般 2ユーロ / 割引対象 1ユーロ
    * 週末と祝祭日は無料

 
情報元:MuVIM