柴崎岳選手、サッカースペイン1部リーグ「ヘタフェCF」入団会見
サッカー・スペインリーグ「リーガ・エスパニョーラ (ラ・リーガ)」の1部へと昇格したマドリード郊外のチーム、ヘタフェCFのホームスタジアム “コリセウム・アルフォンソ・ペレス” にて、7月21日、元日本代表MF 柴崎岳選手(25) の入団会見が行われた。
柴崎選手は、今年1月末に鹿島アントラーズより半年契約でリーガ・エスパニョーラ2部のテネリフェへ移籍し、昇格のかかったプレーオフ決勝で惜しくも1部昇格を逃した。今回、柴崎選手の移籍先となるのが、この決勝にてテネリフェを下し、見事1部へ返り咲きを果たしたヘタフェCFである。
柴崎選手のスペイン語による自己紹介から入団会見は始まった。
『柴崎岳です。ヘタフェCFへ加入できたことを嬉しく思います。少し緊張しています。』
続いて、記者から「プリメーラ (1部) で憧れている選手、または対戦してみたい選手はいますか?」との質問に『いつかこのプリメーラ (1部) の舞台でプレーするのは夢でしたし、誰かを追ってきたというわけではないですけど、昨年からスペインでプレーしてチャンスを掴んで、ここの舞台 (1部) でプレーできることを嬉しく思います。』と喜びを語った。
ヘタフェCF加入の決め手と印象について『一番熱意を感じたクラブというか、必要とされていると感じました。昨年対戦した時も、唯一、2部との違いがあると思ったクラブだったし、対戦した中では最も難しい相手だと思いました。』続けて『ヘタフェには感謝しています。そして、テネリフェ (昨シーズンの所属先) も非常に暖かくサポートしてもらったので、改めて感謝したいです。』と、両クラブに対し感謝の気持ちを示した。
ヘタフェに加入することで貢献できること、そして目標を聞かれると、『攻撃面で多くのものをもたらせられると思っています。個人的には勝利を多く積み重ねて上の順位で終えることが目標』と答えた。
昨年12月に日本で開催されたクラブW杯の決勝戦において、当時所属していた鹿島アントラーズで、ヨーロッパチャンピオンのレアル・マドリードより2ゴールを奪った柴崎選手。
レアル・マドリードと再戦するにあたってどう思うかを聞かれ、『リーガ・エスパニョーラは、たくさんのビッグクラブがいる世界最高のリーグだと思っています。そういったクラブと対戦できることを楽しみにしています。』と答えた。
ポジションについては、『求められれば、どのポジションでもやれる気持ちはありますが、個人的にはメディアプンタ (トップ下) が一番合ってるかなと思います。』 さらに、日本のファンに対して『ヘタフェのスタジアムに、より多くの日本人ファンに来て欲しいです。そしてここからリーガの魅力を発信していけたらと思っています。』と語った。
ヘタフェCFとの契約は4年。クラブからユニフォームが柴崎選手に手渡されると同時に、背番号が「10」であることもこの場で発表された。
愛称:「エル・ヘタ (El Geta)」、または濃青を意味する「アスロネス (Azulones)」
創設年:1983年
ホームスタジアム:コリセウム・アルフォンソ・ペレス (Coliseum Alfonso Pérez)
住所:Avd. Teresa de Calcuta S/N 28903 Getafe, Madrid