abr2021_expo-tricolore_fumiko-negishi

 
スペイン在住の画家、根岸文子氏が日本での3人展『Tricolore 2021 ー 根岸文子・宇田喜久・釣光穂』に参加。東京の画廊「ときの忘れもの」にて4月2日~17日まで開催されている。
 
根岸氏は日本で美大卒業後、スペインに渡って以来28年に渡りマドリードにて画家として活動しており、在スペイン日本大使邸での個展や在東京スペイン大使館での展覧会、日本とスペインの様々なジャンルのアーティストが日本の黒い絹の羽織をモチーフに感性を表現するプロジェクト「KIMONO JOYA展」に企画者の一人として参加するなど、スペインと日本にて精力的に制作活動を行なっている。
 
絹や他の布の上にアクリルや墨で直接絵を描く根岸氏は、絹の歴史の重さや東洋と西洋を結んできた宝物としての素晴らしさに強く惹かれ、スペインで培った独特の感性を絹のキャンパスに描き続けている。
 
この3人展では、川の流れや水の循環など地球環境という壮大なテーマ「水槽」シリーズの宇田喜久氏、そして手びねりという陶芸の技法でオブジェ制作をする釣光穂氏の作品が展示されており、作風も色彩も三者三様のユニークな作品が観覧できる。

 

「行く川の流れIII」/ 2021年

「行く川の流れIII」/ 2021年

「Jardin secreto IZ」/ 2021年

「Jardin secreto IZ」/ 2021年

「無題IZ」/ 2021年

「無題IZ」/ 2021年

 
Youtube:Tokino Wasuremono / Tricolore 2021—作家インタビュー第1部・根岸文子
 

 
根岸 文子 / Fumiko NEGISHI
1970年東京生まれ。1993年女子美術大学絵画科版画コース卒業後、スペインに渡る。スペイン美術大学の版画工房で学ぶ。スペイン国内版画展で新人賞、モハカ絵画奨学コース (スペイン) 等を受ける。99、01、04年ときの忘れもので個展。02年エガン画廊 (マドリード) で個展、またマドリード国際アートフェアに同画廊より出展、GENERACION 2002年、2005年グループ展に参加 (カハマドリード)。2006年ギャラリーすどうで二人展開催。2016年在スペイン日本大使邸で個展。2017年スペイン・バレンシア市Galeria cuatro、2019年スペイン・マドリード市Galeria HG Contemporaryで個展。KIMONO-JOYA展へアーティストとして、また企画に参加している。日本と西洋を結ぶ国際的なアーティストが日本の羽織を題材に制作した作品の展覧会であり、2015年スペイン・バジャドリード市、Palacio de Pimentel、2019年在日スペイン大使館などでの展覧会を展開している。

 

『Tricolore 2021 ー 根岸文子・宇田喜久・釣光穂展』
 
会期:2021年4月2日(金)〜17日(土) 11:00〜19:00 *日月祝日 休館
会場:ときの忘れもの
住所:東京都文京区本駒込5-4-1 LAS CASAS
TEL:03-6902-9530
 
アポイントメント制:観覧希望の方は事前に (当日可) メールまたは電話にての予約が必要となります
 
画廊 ときの忘れもの
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