[スペイン] 三池崇史監督最新作『初恋 First Love』スペイン公開中
最期に出会った、最初の恋
3月に公開予定だった三池崇史監督の完全オリジナルストーリーであり初のラブストーリーとなる最新作『初恋 First Love』が、2020年7月10日よりスペインにて公開中。
『初恋 First Love』は、カンヌ国際映画祭監督週間、トロント国際映画祭、オースティンファンタスティック映画祭、サン・セバスティアン国際映画祭、マラガ映画祭、マカオ国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭… そして全米先行公開など、30以上の映画祭から招待され各国で熱いスタンディングオベーションを浴びた話題作。主演には、三池崇史監督と数十年ぶりにタッグを組む窪田正孝を迎えている。
あらすじ
欲望渦巻く新宿・歌舞伎町。天涯孤独のプロボクサー・葛城レオ (窪田正孝) は、稀有な才能を持ちながら、負けるはずのない格下相手との試合でまさかのKO負けを喫し、試合後に受けた診察で余命いくばくもない病に冒されていることを告げられた。
あてどなく街を彷徨うレオの目の前を少女が駆け抜ける。「助けて」という言葉に反応し咄嗟に追っ手の男をKOする。が、倒した男は刑事!レオは懐から落ちた警察手帳を手に取ると少女に腕を引かれ現場を後にする。少女はモニカ (小西桜子) と名乗り、父親に借金を背負わされヤクザの元から逃れられないことを明かす。さっきレオが倒した男は刑事の大伴 (大森南朋) で、ヤクザの策士・加藤 (染谷将太) と裏で手を組み、ヤクザの資金源となる “ブツ” を横取りしようと画策中。その計画のためにモニカを利用しようとしていた。
ヤクザと大伴の双方から追われる身となったレオは、一度はモニカを置いて去ろうとするが、親に見放され頼る者もいないモニカの境遇を他人事とは思えず、どうせ先の短い命ならば、と半ばヤケクソで彼女と行動を共にする。
かたや、モニカと共に資金源の “ブツ” が消え、それを管理していた下っ端組員のヤス (三浦貴大) が遺体で見つかったことを、その恋人のジュリ (ベッキー) から知らされた組員一同。組長代行 (塩見三省) のもとで一触即発の空気が漂う中、刑期を終えて出所したばかりの権藤 (内野聖陽) は、一連の事件を敵対するチャイニーズマフィアの仕業とにらみ、組みの核弾頭・市川 (村上淳) らと復讐に乗り出す。ヤスの仇を自らの手で討ちたいジュリもそれに続いた。
一連の黒幕と疑われたチャイニーズマフィアのフーもまた、売られた喧嘩を買ってシノギを乗っ取ろうと、モニカとブツの行方を追うために、構成員のチアチーに命じて兵力を集めにかかる。
ヤクザと悪徳刑事にチャイニーズマフィア。ならず者たちの争いに巻き込まれた孤独なレオとモニカが行き着く先に待ち受けるものとは…。欲望がぶつかりあう人生で最も濃密な一夜が幕を開けた!(公式サイトより)
スペイン公開日:2020年7月10日より
配給会社:Barton Films
『初恋 First Love』
監督:三池崇史 / 2019年 / 108分
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