【終了】「FILMADRID 2016」国際映画祭に日本映画4本が参加
6月2日から11日までマドリードにて開催される『FILMADRID 国際映画祭』。
前衛的な作品や、各監督の意欲作が多く紹介されるこの映画祭にて、今年は4本の日本映画が上映される。
さようなら (Sayonara)
上映日時:2016年6月4日(土) 16:30〜
会場:Cine Conde Duque Alberto Aguilera【MAP】
監督:深田晃司
2015年 / 112分
Youtube:PHANTOM FILM / 映画『さようなら』予告編
汚染された世界で生きるターニャと “アンドロイド”のレオナ。
死を見つめて、生を想うー
劇団・青年団を主宰し、日本を代表する劇作家・平田オリザとロボット研究の世界的な第一人者である石黒浩(大阪大学教授・ATR石黒浩特別研究所客員所長)が共同で進める、人間とアンドロイドが舞台上で共演する画期的な演劇プロジェクト。
その完成度の高さに国内外に衝撃を与えた記念碑的作品「さようなら」を海外から注目を集める気鋭の映画作家・深田晃司監督が映画化に挑戦した。
映画の中心となるアンドロイド・レオナ役を演じるのは、石黒氏が中心となり大阪大学で開発された本物のアンドロイド、“ジェミノイドF”。
ストーリー
放射能に侵された近未来の日本。各国と提携して敷かれた計画的避難体制のもと国民は、国外へと次々と避難していく。その光景をよそに、避難優先順位下位の為に取り残された外国人の難民、ターニャ。そして幼いころから病弱な彼女をサポートするアンドロイドのレオナ。やがて、ほとんどの人々が消えていく中、遂にターニャはレオナに見守られながら最期の時を迎えることになる…。
ソース元:「さようなら」公式サイトより
公式サイト:http://sayonara-movie.com
Twitter:https://twitter.com/sayonara_movie
Facebook:https://www.facebook.com/sayonara.movie/
いさなとり (The Name of the Whale)
上映日時:2016年6月8日(水) 19:30〜
会場:Cine Paz【MAP】
監督:藤川史人
2015年 / 91分
Youtube:chancay inca / 映画「いさなとり」予告
「いさなとり」とは、鯨の古名である「いさな(鯨 / 勇魚)」を捕る、万葉集にも残る捕鯨を意味する枕詞。太古の昔には鯨が泳いでいた海の底だった町では、今も鯨の化石が出てくる。
この地に千年前から伝わるという天狗の舞いや、被爆体験を語る老人、無縁仏の存在などを点在させながら、広島県三次市を舞台に、亡き父の影響で化石探しを趣味とする中学生ユウタが体験するひと夏の出会いと別れを描く。
映像作家・牧野貴(1978年生まれ)
ロンドンのQuay Brothersのスタジオにて音楽と照明を学ぶ。その後彼の手による十数本の作品が25か国以上で上映され、実験映画のクリエイターとして知られるようになる。2012年にGeneratorが運営するロッテルダム映画祭にてTaiger Awardの最優秀短編映画賞を受賞した。
Cinéma concret
上映日時:2016年6月10日(金) 20:00〜
会場:La Casa Encendida【MAP】
映画作家:牧野 貴
スペイン初上映
映像作家・牧野貴の手による抽象的映画。重ねあわされた光と影がMachinefabriekの音楽と融合し、夢幻の世界へ観客をいざなう。
In the Shadow of the Cinema
上映日時:2016年6月9日(木) 21:00〜
会場:La Neomudéjar【MAP】
映画作家:牧野 貴
映像作家・牧野貴がこのイベントをターゲットに制作した、ダイナミックな色とりどりの映像からなる実験的映画。
FILMADRID2016 国際映画祭
会期:2016年6月2日〜11日
公式ウェブページ: http://filmadrid.com
Facebook: https://www.facebook.com/Filmadrid-688809547902966/
Twitter: https://twitter.com/FILMadrid