【終了】[長崎] スペイン現代写真展「Women&Women」
古くよりスペインと結びつきのある地・長崎にて、現代写真の分野において、スペイン内外を問わず高い評価を得てきた女性写真家5名の写真表現に焦点を当てたスペイン現代写真展「Women & Women」が、9月24日まで長崎県美術館にて開催されている。
女性的な身体を具体と抽象の狭間で探求するイサベル・ムニョス (1951- / バルセロナ)、独自の色彩感覚にもとづき隠喩的なフィクションの世界を演出するオウカ・レエレ (1957- / マドリード)、風景と身体のイメージを重ね合わせることで詩的情緒溢れるヴィジョンを創り出すガブリエラ・グレッチ (1961- / マドリード)、陰影や立体感といった現実的要素を剥ぎ取ることで幻影的なイメージを出現させるベアトリス・モレノ (1971- / トレド)、そして、現実と虚構の閾にて人間精神の在り方を洞察するソレダ・コルドバ (1977- / アビレス)。
彼女たちの制作活動は、それぞれ異なる表現様式によって立つものの、形態の探求や表現上の革新性といった点に共通事項を持っている。
本展は、各写真家の作品を併せて展示することで、それぞれのオリジナリティがより際立つ内容となっているだけでなく、スペイン現代写真における一つの展望をご覧いただける貴重な機会となっている。
[キュレーター]
ブランカ・ベルリン (在マドリード、ブランカ・ベルリン・ギャラリーオーナー)
[出品作家]
イサベル・ムニョス (Isabel Muñoz)、オウカ・レエレ (Ouka Leele)、ガブリエラ・グレッチ (Gabriela Grech)、ベアトリス・モレノ (Beatriz Moreno)、ソレダ・コルドバ (Soledad Córdoba)
会期:2018年7月28日 (土) 〜 9月24日 (月・振)
開館時間:10:00〜20:00h (入場は19:30hまで)
休館日:8月27日 (月)、9月10日 (月)
会場:長崎県美術館 常設展示室 第1室
住所:長崎県長崎市出島町2番1号
観覧料:一般 400円 / 大学生・70歳以上 300円 / 小中高生 200円
県内在住の小中学生無料
情報元:長崎県美術館