【終了】マラガにて『日本・浮世絵と芸術作品』特別展
2017年1月31日から4月23日まで、マラガのカルメン・ティッセン美術館 (Museo CarmenThyssen Málaga) にて、日本の浮世絵や芸術作品を展示した特別展『日本・浮世絵と芸術作品 (Exposición: Japón. Grabados y objetos de arte)』が開催されている。
この展示会では、ビルバオ美術館の所有する喜多川歌麿、安藤広重、葛飾北斎、河鍋暁斎などの浮世絵作品、その他にも刀や漆塗り製品、印籠、たばこのキセルなども展示される。
明治時代、日本の貿易自由化により日本の美術品が数多くヨーロッパへ輸出され始め、ヨーロッパの美術界に「ジャポニスム」として新しい刺激をもたらした。この日本趣味は、ゴッホやクロード・モネ、エドゥアール・マネ、ドガ、トゥールーズ・ロートレックなどの、ヨーロッパの印象派アーティストたちに大きな影響を与えた。
今回展示されているのは、コレクターであったビルバオのホセ・パラシオ氏 (1875-1952) が、日本の浮世絵の美しさと素晴らしさに惹かれ、20世紀初頭にパリを中心に収集した「パラシオ東洋美術コレクション」である。氏の没後となる1954年、相続人であったマリア・デ・アレチャバレタ女史により、200点にものぼる作品がビルバオ美術館に寄贈され、スペイン国内最大級の浮世絵コレクションとして、日本美術を伝承するヨーロッパでも有数の重要な品々となっている。
開催期間:2017年1月31日〜4月23日
会場:カルメン・ティッセン美術館 マラガ (Museo CarmenThyssen Málaga)
住所:Calle Compañía, 10, 29008 Málaga
拝観料:一般 2ユーロ
※ 常設展への入場券をお持ちの方は、特別展の拝観料は無料
カルメン・ティッセン美術館 マラガ (Museo CarmenThyssen Málaga)
公式サイト:http://carmenthyssenmalaga.org
Facebook:https://www.facebook.com/carmenthyssenmalaga
Twitter:https://twitter.com/thyssenmalaga
画像引用:カルメン・ティッセン美術館 マラガ