【終了】[マドリード] 生け花展『生け花 –愛、人、自然-』
4月19日より22日まで、マドリードのReal Academia de Bellas Artes de San Fernandoにて、日本スペイン外交関係樹立150周年を記念した生け花展『生け花 –愛、人、自然- (IKEBANA -El amor, el hombre, la naturaleza-』が開催される。
この生け花展では、マドリードにて華道未生流の先生を務める貴志栄子氏の作品を通して、日本文化が何世紀にも渡って生け花を通して表現して来た “深い愛” と “自然への感謝”、そして “花と人生を分かち合う” ことによって生まれる感覚を感じることができる。
さらに、4月19日 (木) には、スペイン大使アルトゥロ・ペレス・マルティネス氏による、150年前初めて日本・スペインが外交署名したことを記念する講演会『150 aniversario de la firma del primer Tratado hispano-japonés de Kanagawa (12 de noviembre de 1868)』が、そして翌20日 (金)には、マドリード・アウトノマ大学教授 高木香世子氏によってスペイン語訳された、日本を代表する女流作家 林芙美子『浮雲 (Nubes flotantes)』のプレゼンテーションが同会場にて開催される。
高木 香世子 (たかぎ かよこ)
マドリード・アウトノマ大学教授
マドリード・コンプルテンセ大学、イスパニア学ディプロマ修了、上智大学スペイン語学科卒業。上智大学大学院修士、一般言語学専攻修了、スペイン政府よりスペイン語文献学学士号取得。
2008年 日西両国の相互理解の向上と海外における日本研究の業績に対して外務大臣賞を受賞。2012年 世界で活躍し「日本」を発信する日本人プロジェクト「国境を超えた情熱」(“Passion with no border” Japanese) と題された表彰を日本国内閣官房の企画により国家戦略大臣感謝状を授与。
著書「日本食の美」は1998年、フランスの第5回料理の本コンクールにて、外国料理部門の最高賞を獲得。その他にも、「竹取物語 (El cuento del cortador de bambú / Cátedra, 2004)」、「能九選 (9 piezas de teatro NÔ / Ediciones del Oriente y del Mediterráneo, 2008)」、「水の精、日本昔話集 (El espíritu del agua, Cuentos Tradicionales Japoneses / Alianza, 2009)」、俵万智「サラダ記念日」のスペイン語訳と解説 (Aniversario de la ensalada de Tawara Machi / Verbum, 2010)、大江健三郎「取り替え子」スペイン語訳 (Renacimiento / Editorial Seix Barral, Barcelona, 2009)、「Mi individualismo de Natsume Soseki / Satori, 2017」などがある。
貴志 栄子 (きし えいこ)
心理学修士。生け花未生流と茶道裏千家の師範。書道、折り紙、着付け、琴、太鼓等の日本の伝統芸術を実践。スペイン生け花協会とインターナショナル・スペイン・カステリャーナ・センターの創立者の一人で両団体の副会長とマドリード日本人会の幹事長を務める。
25年以上前よりスペイン各地で日本の伝統芸能の講習や公演を行っている。
開催日:2018年4月19日(木) 〜 22日(日)
開催時間:木〜土曜日 10:00〜14:00h / 17:00〜20:00h
日曜日 10:00〜14:00h
入場無料
講演会 “150 aniversario de la firma del primer Tratado hispano-japonés de Kanagawa”
開催日時:2018年4月19日 (木) 17:30h
入場無料 / 席数に限りあり
林芙美子著書「浮雲」プレゼンテーション
開催日時:2018年4月20日 (金) 12:00h
入場無料 / 席数に限りあり
会場:Real Academia de Bellas Artes de San Fernando
住所:Calle de Alcalá, 13, 28014 Madrid
情報元:Real Academia de Bellas Artes de San Fernando