【終了】ヒロシマ・ナガサキ原爆70周年記念展

 

 

 
2月8日までバルセロナのボルン文化センターにて、また2月11日から3月8日までグラノリェルス博物館にて、グラノリェルス市役所が、平和首長会議の協力のもと、広島平和記念資料館及び長崎原爆資料館と共同制作したこの記念展を訪れることができる。

1月16日に行われたボルン文化センターにての展示会開幕式には、志賀賢治広島平和記念資料館館長と、越川和彦在スペイン日本国大使が出席された。

2月11日午後7時から開催予定のグラノリェルス博物館での展示会開幕式には、広島での被爆体験者である梶本淑子氏が参加される予定。

 
1945年8月の被爆の実相を伝え核兵器廃絶に向けた世論を醸成するため、広島、長崎両市によって制作されたこの特別展では、原爆が人々、建物、環境に、短期、長期的に与えた被害や、放射能が原因となる世代をまたぐ後遺症の様子を知ることができる他、両市がその後どのように復興を遂げたかも説明されている。

展示の内容は、被爆の実相を伝える写真パネル、被爆体験証言、ビデオの上映等多岐に渡っている。またグラノリェルス博物館では、原爆の被害を受けた日用品等の被爆資料も見学することができる。

20万人の犠牲者が発生した広島と長崎における原爆投下から約70年が経過したが、世界にはまだ9か国に19,000の核兵器が存在すると言われている。広島・長崎の悲惨な体験を再び世界の人々が経験することのないよう、核兵器をこの地球上からなくし、平和な世界を確立しようと、広島と長崎の両市は訴え続けている。

 

 

 

ヒロシマ・ナガサキ原爆70周年記念展
Exposición “Hiroshima-Nagasaki. 70 años de la bomba atómica”

ボルン文化センター
El Born Centro Cultural
日程：2015年2月8日まで
住所：Plaça Comercial, 12, 08003 Barcelona
Email：infoelborncc@bcn.cat
電話：932 566 851
開館時間：火曜日から日曜日まで：10時～20時（入場は19:30まで）
展示スペース入場は有料

 
グラノリェルス博物館
Museu de Granollers
日程：2015年2月11日より3月8日まで
住所：Carrer d’Anselm Clavé, 40, 08401 Granollers, Barcelona
Email：museu@ajuntament.granollers.cat
電話：938 426 840
冬期会館時間：火曜日から土曜日まで17:30〜20:30、日曜日11:00〜14:00