【終了】サンティアゴ・デ・コンポステーラにて『四国遍路展』
長い歴史を超えて地域と共存し継承されてきた、四国が世界に誇る生きた文化遺産
ガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラの Museo de las Peregrinaciones y de Santiago にて、日本の四国遍路に関する展示会『O Camiño de Shikoku (四国遍路展)』が、7月21日より9月24日まで開催されている。
以前、本サイト記事『サンティアゴ巡礼路と四国遍路が協力協定を締結』でお伝えした「巡礼路を持つ地域同士の文化交流」の一環として今回の展示会が実現した。
今回の展示会では、「四国遍路の歴史」「四国遍路の移り変わり」「四国遍路の世界遺産登録に向けた取り組み」などを、写真パネル約40枚、実物資料 約15点 (江戸時代の納め札、書籍など)、2本のビデオなどにて紹介する。
四国遍路の由来
古来、四国は国の中心地から遠く離れた地であり、様々な修行の場であった。讃岐 (現在の香川県善通寺市) で生まれた弘法大師・空海もたびたびこの地で修行され、八十八ヶ所の寺院などを選び、四国八十八箇所霊場を開創されたと伝えられており、その御跡を巡礼することが遍路である。
当初、遍路は修行僧などが中心でしたが、空海への人々の信仰 (弘法大師信仰) の高まりと共に、日本全国から多くの人々が遍路していくようになる。(四国八十八ヶ所霊場会 公式ホームページより)
四国遍路では、徳島・高知・愛媛・香川県の1400キロの行程にある四国4県の寺院を巡礼する。
開催日時:2017年7月21日(金)〜9月24日(日)
会場:スペイン州立巡礼史博物館 (Museo de las Peregrinaciones y de Santiago)
住所:Praza das Praterías, s/n 15704 Santiago de Compostela
主催者:「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会、四国4県
情報元:Museo de las Peregrinaciones y de Santiago / 「四国八十八箇所霊場と遍路道」世界遺産登録推進協議会