【終了】セルバンテス没後400周年記念、文豪セルバンテス文献展示会

 
「ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」の作者として有名な文豪ミゲル・デ・セルバンテス没後400周年を記念し、ドン・キホーテの初版本、初期の印刷、国王フェリペ2世サイン入り書簡他、日本ではなかなか目にすることができないセルバンテスに関する展覧会が、東京のセルバンテス文化センターにて開催される。
　
この展示会は、セルバンテス没後400周年となる4月23日に開催され、同日は講演会、フラメンコの公演他、同展示会以外にも数々の催しものが予定されている。

ドン・キホーテ初版本

本展示会は、セルバンテスの研究家清水憲男氏の協力によって開催される。展示作品の中には、会田由訳1953年に出版されたセルバンテス模範小説集、1915年出版の笹川臨風による教育版ドン・キホーテ、同年に出版された片上伸、島村抱月による初の翻訳本などがある。
その他、マルティン・フェルナンデス・デ・ナバレテのよる1819年「セルバンテスの人生」、1787年出版のスペイン王室アカデミー修正第3版「ドン・キホーテ」、会田由による日本初のミゲル・デ・セルバンテス伝、1914年に学生館出版、オルテガ・イ・ガセット著「ドン･キホーテをめぐる思索」他セルバンテスとその作品の貴重な出版物が展示される。

ドン・キホーテの挿絵

また、センター内フェデリコ・ガルシア・ロルカ図書館が所蔵するドン・キホーテ関連の騎士道本、スペインのロマンセ集、悪漢本、エッセイ、コメディー読み物、また子供、青少年向けドン・キホーテ、版画、サルバドール・ダリによる挿絵版ドン・キホーテも見ることができる。
　
この貴重な展示会は4月23日（土）に開催されるが、国際シンポジウム「ドン・キホーテ訳の挑戦」が行われる5月19日（木）にも再度開催される見込み。どうぞお見逃しなく。

 

 
セルバンテス没後400周年記念イベント・文豪セルバンテスの文献展示会