nov2023_sake01

 
11月15日から20日にかけて、スペイン・マドリードとバルセロナにて、日本の”伝統的酒造り”をテーマにしたイベント「伝統的酒造り~守り繋ぐ日本の文化遺産~」が開催された。
 
このイベントは、日本酒や焼酎、泡盛などの伝統的酒造り技術が令和5年3月にユネスコ無形文化遺産への登録を目指して提案されたことを受け、令和6年11月のユネスコ事務局での審査を前に関東信越国税局が中心となり企画されたもの。
 
計3回開催されたイベントでは、参加者たちが日本の伝統酒の深い知識を得る機会として、日本酒、焼酎、泡盛の魅力や製造技術についてのセミナーが開催された。

 
nov2023_sake02

nov2023_sake05
 

 
17日のイベント参加していたマドリード市内の料理学校の生徒は、このような会に参加できたことで、今まで良く知らなかった日本酒のいろいろな種類について学ぶことができた。試飲もできて嬉しい、是非いつか日本の酒蔵を訪問して、現地でいろいろな日本酒を試してみたいと語ってくれた。
 
各イベントでは、関東信越国税局管轄内の茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、新潟県、長野県の様々な酒造メーカーから提供された日本酒が振る舞われ、日本酒の多様性と高品質を国際舞台でアピールする貴重な機会となり、参加した多くの招待客は日本酒と料理の組み合わせを楽しみ、日本の伝統文化に対する理解を深めた。

 
nov2023_sake04

nov2023_sake03
 

 
マドリード(15日)とバルセロナ(20日)のイベントでは、セミナーに引き続きレセプションが開かれ、和を含む西欧フュージョン料理と日本酒のペアリングも紹介された。
 
本イベントは、文化庁や「日本の伝統的なこうじ菌を使った酒造り技術の保存会」と連携し、ユネスコ無形文化遺産登録に向けた機運醸成のための広報活動の一環として、特に日本国外での認知度向上を目指し、スペインにて以下の3回に渡って実施。
 
11月15日:在マドリード日本国全権大使公邸にて、関東信越国税局および在スペイン日本大使館共催イベント。講師としてRoger Ortuño Flamerich氏、笹山繭子氏が登壇。
11月17日:マドリード市内Casa Asiaにて、関東信越国税局主催。国際交流基金・Casa Asia後援イベント。講師として笹山繭子氏が登壇。
11月20日:在バルセロナ日本国総領事公邸にて、関東信越国税局および在バルセロナ日本国総領事館共催イベント。講師としてRoger Ortuño Flamerich氏、松久秀樹氏が登壇。

 

 
nov2023_sake06