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マドリードのテアトロ・レアルにて、日本スペイン交流400周年の閉幕を飾る記念音楽会「サムライ支倉の大いなる夢」開催

 
15julio2014_heimaku_1この音楽祭は、昨年6月に日本、スペイン両国皇太子殿下(当時)のご出席のもとに開催された交流年開幕音楽会の続編である。
 
先ず日本スペイン交流400周年実行委員長である佐々木幹夫氏が、日本スペイン交流400周年親善大使である関口照生・竹下恵子両氏と共に登壇され、佐々木氏が交流年の成功と、交流年行事に対する日西両国の関係者の協力に対するお礼と共に、次の100年に向けて両国の関係が更に深まるようにとのメッセージを伝えられた。

 
マルコ・ベリエル舞台監督のもと、音楽会の第一幕の「帰郷」は、著名なギタリストであるカニサレスのギターソロで始まり、開幕時に引き続きこの音楽会で使用された曲の作曲者でもある川上ミネのピアノとともに、支倉の痛切な帰郷の思いを表現する。

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第二幕の「死と帰天」では、コリア・デル・リオのサンタマリア合唱団が、果たせなかった使命に対する失望と支倉の死を奏でるとともに、ソプラノ歌手の盛かおるは、常長の母の優しさを表現する。
支倉の魂の昇天を表すように、日本刀がステージの床から天井に向かってゆっくりと昇り、闇の中に消えていく表現は圧巻。

 
15julio2014_heimaku_5第三幕「侍の大いなる夢」では、川上ミネとカニサレス、またマドリッド日本人学校及び補習授業校の生徒有志の参加を得て、支倉が残した偉大な足跡を花吹雪とともに賞賛する。
コンサートは場内を埋め尽くした観客のいつまでも続く拍手によって幕を閉じた。
 
交流年開幕コンサートが支倉の旅の往路であったとすれば、今回の音楽会は帰途にあたる。
帰国後失意の下にこの世を去った支倉だが、その旅は400年後の今、今回の交流年の開催とそれによる今回の音楽祭をはじめとする、総数500件以上に及ぶ文化、政治、経済、科学技術、観光、教育等の幅広い分野の交流事業の開催によって実を結んだ。

 
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この音楽会は、日本スペイン交流400周年実行委員会及び在スペイン日本大使館の主催によるイベントで、日本スペイン交流400周年事業の閉幕を記念して開催されたものです。

 

 
「サムライ支倉の大いなる夢」日本スペイン交流400周年閉幕記念音楽会


主催:日本スペイン交流400周年実行委員会 / 在スペイン日本大使館
特別協力:スペイン外務協力省 / Teatro Real(王立劇場)
協賛:三菱商事株式会社 / 野村證券株式会社 / 三井物産株式会社 / 日本たばこ産業株式会社 / レクサス / 欧州住友商事 / 住友生命保険相互会社 / 住友化学株式会社 / 株式会社三菱東京UFJ銀行 / 三菱重工業株式会社 / 富士通株式会社
協力:ローランド・ディー・ジー株式会社 / ヤマハ株式会社 / Sybilla / 日本航空株式会社 / 独立行政法人国際交流基金 / Casa Asia / Castilla y León Televisión / Bodegas Hacienda Monasterio, Quintín Sánchez, S.A. / マドリッド日本人学校 / 日西観光協会