【終了】特別展「スペイン奇跡の恐竜たち」
世界有数の恐竜発掘地、スペインから「奇跡」の恐竜たちが大阪に初上陸。
小説「ドン・キホーテ」の舞台であるスペイン中部カスティーリャ=ラ・マンチャ州。
そこには「ラス・オヤス」と「ロ・ウエコ」という2大恐竜化石発掘地がある。
発掘地「ラス・オヤス (Las Hoyas)」
白亜紀前期の地層が分布。2010年にイギリスの科学誌「ネイチャー」で発表された、世界でも珍しい「こぶつき恐竜」コンカベナトールや歯を持つダチョウ型恐竜のペレカニミムスなど、多種多様な化石が発見されている。
発掘地「ロ・ウエコ (Lo Hueco)」
白亜紀後期の地層が分布。約7200万年前にいた最後の巨大恐竜・ティタノサウルス類やワニ類、カメ類が数多く発見されている。
この展示会では、中生代白亜紀のスペインの地層から見つかった、腰部分に奇妙な突起をもち、羽毛や手足の裏の肉球のあとが残る「奇跡的」な保存状態の恐竜「コンカベナトール」の全身骨格標本をはじめ、スペインから発見されている白亜紀の様々な恐竜化石や初期の鳥類化石、そして生息環境を示す動植物の化石を多数展示している。
これほど大規模なスペイン恐竜展は日本では初めてで、その全貌を知るまたとない機会となる。
学芸員より一言
また、スペインからは、日本の恐竜と類縁関係が近い恐竜がたくさん見つかっています。そのため、これらの恐竜を知ることは日本の恐竜の進化を知る上でも重要といえます。
さらに本展覧会では、昨年夏に福井県立恐竜博物館で展示された内容に加え、恐竜から鳥への羽毛の進化や、一部の竜脚類がもつ背中のこぶ状の骨、ステゴサウルスの背中の骨板といった、恐竜がもつ「奇妙な形をした骨」の進化や機能にも、現在生きている動物と比較し、展示をすることで、その謎に迫ります。
大阪市立自然史博物館 学芸員 林昭次
(特別展オフィシャルサイトより引用)
会期:2015年5月31日(日)まで開催中
会場:大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
休館日:4月20日(月)、5月7日(木)、11日(月)、18日(月)、25日(月)
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
入場料:大人1,000円、 高大生700円
・上記特別展入場料にて常設展(大人300円、高大生200円)も入場可能
・中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)は無料
・20人以上の団体は、大人800円、高大生500円
特別展オフィシャルウェブサイト:http://spain-dino.jp
大阪市立自然史博物館ウェブサイト:http://www.mus-nh.city.osaka.jp