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世界三大ファンタスティック映画祭のひとつ、スペインの「シッチェス・カタロニア国際ファンタアスティック映画祭」の第51回目が14日に幕を閉じ、4作品の日本映画が受賞の名誉に輝いた。
 
妹ミライに両親の愛情を奪われたくんちゃんの元に成長した妹が現れ、時を越えたさまざまな冒険を経て成長を遂げていく姿を描いた、細田守監督作品『未来のミライ』が、アニメーション部門 最優秀長編作品賞に輝いた。
同映画祭において、細田監督は過去に「時をかける少女 (2006年)」「サマーウォーズ (2009年)」「おおかみこどもの雨と雪 (2012年)」にて、3度のAnima’t賞を受賞している。
 
そして、10代半ばで成長が止まり数百年の寿命を持つイオルフの民マキアと、成長し続ける少年の絆を描いた、岡田麿里監督によるアニメーション作品『さよならの朝に約束の花をかざろう』が、ファンタスティック・ディスカバリー部門 最優秀長編作品賞に輝いた。同映画はスペインでは11月9日より劇場公開される。
 
さらに、オフィシャル・ファンタスティック・コンペティション部門にて、塚本晋也監督作品『斬、』の音楽担当者である石川忠氏に最優秀音楽賞、佐藤信介監督作品『いぬやしき』VFXスーパーバイザーの土井淳氏が最優秀特殊効果賞に輝いている。

 
Anima’t部門
最優秀長編作品賞

細田守監督『未来のミライ』
Youtube:東宝MOVIEチャンネル / 「未来のミライ」予告3

 
Oficial Fantàstic Discovery部門
最優秀長編作品賞

岡田麿里監督『さよならの朝に約束の花をかざろう』
Youtube:showgatetrailer / 映画『さよならの朝に約束の花をかざろう』予告編

 
Official Fantàstic Competition部門
最優秀音楽賞:音楽担当 石川忠

塚本晋也監督『斬、』
Youtube:Official海獣シアター / 映画「斬、」特報

 
Official Fantàstic Competition部門
最優秀特殊効果賞:VFXスーパーバイザー 土井淳

佐藤信介監督『いぬやしき』
Youtube:東宝MOVIEチャンネル / 映画『いぬやしき』【予告】4月20日(金)公開

 
情報元:Sitges 2018公式サイト