キンボール・W杯 2015

 
8月18日から22日までキンボールスポーツの第8回ワールドカップが、マドリード郊外のトレホン・デ・アルドスで開催された。

今回の大会には日本を含む男子12ヶ国、女子9ヶ国が参加。日本チームは2000年の第1回世界大会より毎回参加しており、第5回大会の男子・女子両部門での銅メダル以外は、毎回銀メダルを獲得している強豪国。男女両方のカテゴリーとも、これまでの大会ではこのスポーツ発祥国のカナダが毎回優勝を飾っており、日本代表は今回も打倒カナダを狙って参加した。

男女ともグループリーグから順調に勝ち上がった日本代表の21日の準決勝は、男子は地元スペイン・日本・スイスの対戦、女子はスイス・ベルギー・日本の対戦で、男女ともストレート勝ちで決勝に進出。男子準決勝では、これまで一度も王座を譲ったことがなかったカナダが敗れる波乱があり、22日に開催された決勝の対戦相手は、男子はフランス・日本・チェコ、女子がカナダ・フランス・日本。

 
女子の決勝ではカナダが安定した強さを発揮し順当に優勝を決め、日本は準優勝。前回のワールドカップに続きカナダに次いでの2位で、日本の選手たちも悔しさを隠せない様子であった。

一方、決勝に前回までの王者カナダを欠いた男子は、フランスが序盤に力を発揮し先行、日本がそれを追いかける展開になったが、終盤勝負強さを見せた日本が逆転し、悲願の初優勝を決めた。
カナダが準決勝で敗れる波乱に対して動揺せずに、粘り強い試合運びが出来たのが勝因だろう。

 

キンボールスポーツ日本代表・黒川道子 男女総監督のコメント

カナダがこのニュースポーツの発祥の地ということで、常にビッグワンの存在で今までずっとワールドカップを制して来ていましたが、いつかは日本に金メダルをと思っていましたので、今回のチャンスをものに出来て良かったと思います。
みんなで頑張った結果で、感激もひとしおです。次回の2年後の大会は開催地が東京になることが決定したので、今回の男子の優勝ははずみになると思います。
女子は銀メダルでしたが、とても良い試合をしてくれたし、選手のみんなが自分の力を全部出し切ってくれたのが良かったなと思います。

 

 
2年後に開催される予定の次回のキンボールスポーツ・ワールドカップは、東京で開催されることが正式に決定した。
女子は念願の初優勝を、男子は連覇を目指し、引き続き頑張って欲しい。

 

 
女子 グループリーグ・決勝フォトギャラリー

> 男子 グループリーグ・決勝フォトギャラリー
> 表彰式フォトギャラリー

1 2 3