[オンライン] セルバンテス東京『スペインコンテンポラリー映画』上映
スペイン政府の公的機関であるインスティトゥト・セルバンテス東京によるスペイン制作のコンテンポラリー映画のセレクション・オンラインプログラミング『スペインコンテンポラリー映画』が9月4日から28日まで、インスティトゥト・セルバンテスVimeoチェンネルにて開催され、興味深い時代の兆しが見えるフィクション2作品と2つのドキュメンタリー、計4つのスペイン映画を無料で視聴することができる。
『スペインコンテンポラリー映画』では、週に1作品が視聴可能となっており、インスティトゥト・セルバンテスVimeoチャンネルにて48時間視聴することが可能となる。
インビジブル・ハンド (La mano invisible)
2020年9月4日 03:00 (日本時間) より48時間視聴可能
インスティトゥト・セルバンテスVimeoチェンネル
産業用倉庫では毎日様々な部署の労働者グループが会合を持ち、彼らにとって正常に思える作業を行っている。そしてその彼らの目の前の暗闇から、何十人もの観客がこの光景をショーとして注視している。
ダビ・マシアン監督が作家イサック・ロサと共同で制作した本作「インビジブル・ハンド」は、資本主義を反映し、私たちの人生のほとんどが展開される労働関係に、明快かつ生の視線を浴びせかける。
監督：ダビ・マシアン / 2017年 / 80分 / フィクション
字幕：英語・フランス語・ポルトガル語・ギリシャ語・ハンガリー語・ブルガリア語
Youtube：La mano invisible / La mano invisible Trailer 2017
遠くにのぞむ海 (El mar nos mira de lejos)
2020年9月11日 03:00h (日本時間) より48時間視聴可能
インスティトゥト・セルバンテスVimeoチェンネル
スペイン南部にある、古代の忘れられていた文明の伝説が埋もれているの砂丘。ここ100年以上の間、旅行者らが古代人の残した痕跡を探してこの辺境を旅した。神話や考古学者や冒険家のロマンチックな幻想とは異なる世界、砂の間に隠れた男が数人、海に面したこの地にひっそりと住んでいる。
ムニョス・リバス監督初のドキュメンタリー映画。砂丘に生きる、男たちの現実をカメラはとらえます。
監督：マヌエル・ムニョス・リバス / 2017年 / 93分 / ドキュメンタル
字幕：英語・フランス語・ポルトガル語・イタリア語・ギリシャ語・ハンガリー語・ブルガリア語
Youtube：Cine maldito / Trailer de El mar nos mira de lejos (HD)
人生の残りの日々 (Los demás días)
2020年9月18日 03:00h (日本時間) より48時間視聴可能
インスティトゥト・セルバンテスVimeoチェンネル
マドリード保健局の緩和ケア医、パブロ・イグレシアスの専門的医療は人にほとんど知られていない。本作品で私たちは、患者と医師と共に疑念や信念、そして恐れや幻想を生きる。イグレシアス医師は患者の肉体的な痛みを緩和し、人生の終わりの繊細かつエモーショナルな旅に付き添う。
編集者、短編映画監督のカルロス・アギヨは、異なるテーマのドキュメンタリー映画監督のスタートに生と死という困難なテーマを選んだ。ひとりの緩和ケア医の日常生活を捉えた本作は、私たちに生への学びを与えてくれる。
監督：カルロス・アギヨ / 2017年 / 91分 / ドキュメンタル
字幕：英語・フランス語・ポルトガル語・イタリア語・ギリシャ語
Youtube：Mod Producciones / Los demás días – Trailer Oficial
時を取り戻す (La reconquista)
2020年9月25日 03:00h (日本時間) より48時間視聴可能
インスティトゥト・セルバンテスVimeoチェンネル
思春期に将来を約束した初恋の相手同士マヌエラとオルモは、15年後に再び出会う。ロマンチックな再開を描いた本作は、時の探求、時間の意識、そして失われた時と取り戻した時の旅へと私たちを誘う。自分について覚えていること、覚えていないこと、私たちが忠実であり続ける言葉、身振り、感情。これらの要素は現在、過去、そして未来において私たちを定義し、そして問いかける。
フェルナンド・トゥルエバ監督の息子、ジョナス・トゥルエバ監督の映画世界をお楽しみください。
監督：ジョナス・トゥルエバ / 2016年 / 103分 / フィクション
字幕：英語・フランス語・ポルトガル語・イタリア語・ハンガリー語・ブルガリア語
Youtube：CineBinarioFilms / La reconquista – Trailer Invierno – En cines 30 de septiembre
インスティトゥト・セルバンテス東京
インスティトゥト・セルバンテスはスペイン語の振興と教育またスペインとスペイン語圏文化普及を目的に、1991年にスペイン政府により設立された公的機関。
スペイン語教育に従事する世界最大の機関で年間10万人が学んでおり、東京支部では大人向けスペイン語クラス、ジュニア・ユースクラスの他、講師養成講座、文化イベント、またDELEスペイン語検定、SIELE (シエレ：スペイン語国際評価サービス)、CCSE (スペイン国憲法及び社会文化的知識を問うインスティトゥト・セルバンテス作成のスペイン国籍取得のための試験) を開催している。本部はマドリードおよび作家ミゲル・デ・セルバンテスの生誕地アルカラ・デ・エナーレス（マドリード自治州）に置かれている。
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