【終了】京蒔絵師下出祐太郎、スペインにて講演

こちらのイベントは終了しました。

日本の京蒔絵師である下出祐太郎（しもで・ゆうたろう）氏がスペインを訪問し、パンプローナとマドリードにて三度の講演を行う。
　
下出氏は、昭和30年京都府京都市下京区生まれで下出蒔絵司所3代目。
2006年から京都工芸繊維大学の特任教授となり、漆の特性や、熟練職人の動作を解析。2010年には「漆の美の物性と伝統髹漆法の研究」と題した博士論文をまとめ、博士号を取得した。
　
京都で三代続く蒔絵師として伝統的な意匠を手がける一方、作家として独創的な作品の発表を続ける同氏の創作のテーマは、「悠久の流れ」や「いのちの輝き」。木地に漆や金銀粉といった何度でも再生できる自然素材を駆使して、生きる意味を表現する。
　
パンプローナのナバーラ博物館と、マドリードの ÁMBITO CULTURAL DE “EL CORTE INGLÉS” での講演は一般公開。
在スペイン日本大使館の企画によるこの講演会をどうぞお見逃しなく。