【終了】「京都の気配」竹谷ちか子回顧展。バルセロナにて10月31日まで開催中。
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1962年京都で生まれ、昨年8月に若くして亡くなった芸術家竹谷ちか子。その作品を展示する回顧展が、バルセロナのラ・カサ・デ・ラ・パラウラにて10月31日まで開催されている。
京都生まれの竹谷は京都嵯峨芸術大学を卒業後、自分の芸術を求めセネガル、マリ、ベトナム、フランス、ポルトガル、スペインの各国を旅し、最後はその伴侶であり、画家、彫刻家であるドメネク・バターリャ氏とともにリポールの地に居を定め、昨年の8月に亡くなるまで創作活動を続けていた。
抽象的にも見える彼女の絵には、電車やその他の交通機関、着物の女性、おとなしそうでかわいい動物などが繰り返し現れる。
エレガントで優しいが、同時に既成のポーズにとらわれない、不思議な方向に折れ曲がった女性像。その薄い色使いや透明感は、時折現れる原色によって中断される。
彼女の旅を象徴するかのような電車の像や、京都で過ごした子供時代を表すかのような動物たちが、彼女が創造する世界の一部を形どる。
エミリア・コルメル女史の主幹によるこの展示会は10月31日まで。どうぞお見逃しなく。
「京都の気配」竹谷ちか子回顧展
開催期間：2014年10月31日まで
開催時間：開館時間：月～土曜 10:00~21:00
会場：La Casa de la Paraula
住所：Carrer del Rosselló 154, 08036 Barcelona
TEL ：932 116 921
入場：無料
オフィシャルサイト：http://www.lacasadelaparaula.com
