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3月20日、在スペイン日本大使公邸に於いて、スペインの日本食材・日本酒輸入業社三社が在外公館長表彰を受け、各社の代表者は授章式にて、スペインでは未知のものであった日本食材や日本酒の輸入販売を開始したころの苦労や最近の需要の伸び、また今後の期待について語った。

 
スペインに於ける日本食材と和食の普及への貢献が認められ、今回表彰を受けたのは下記の三社。

トーキョー屋 (TOKYO-YA)
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コミンポート (COMINPORT DISTRIBUCIÓN)
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サルヴォーニ・イ・アロマル (SALVIONI & ALOMAR)
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授章式の後のパーティの料理を担当された、在スペイン大使公邸料理人の多田政治 (ただ まさはる) シェフは、「大使公邸ではお客様に和食を提供する機会が大変多いですが、他国では、場合によっては日本の食材が簡単に手に入らず、料理人自身が味噌を作ったり納豆を作ったりして大変苦労しているところもあるようです。スペインの場合はこれらの企業の皆さんのおかげで日本から直輸入された食材や日本酒が容易に手に入り、和食を用意するにも日本と同じように対応することができ、大変助かっています。」と語った。

 
2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されてから既に5年が経過しようとしており、今までにもまして日本の食材が注目を浴びている。海外の日本食レストランの料理人ばかりではなく、欧州で新しい料理を目指している多くの料理人達が和食に注目しており、日本の食材や日本酒も今後欧州での市場の拡大が期待される。
 

 
取材協力:在スペイン日本国大使館