【終了】さげもんワークショップ
九州・柳川地方では、女の子の生まれた家の初節句の折に、ひな壇両脇に『さげもん』と呼ばれる吊るし飾りを飾ってお祝いする。
国際交流基金マドリード日本文化センターでは、カサ・アシアの協力の元、この柳川地方から緒方文香氏他数名の講師を招聘し『さげもん』の中心飾りである柳川毬の製作ワークショップを開催する。
さげもんとは?
九州・柳川地方でのひな壇には、必ずといっていいほど添えられている『さげもん』。
はじまりは江戸時代末期。
着物の端切れを使って、琴の爪などを入れる袋ものとして、さまざまなバリエーションの形を吊り下げて飾るようになりました。
その後、女の子が生まれた時には、祖母や母親、親戚、隣人、知人が自分たちの着物の端切れを利用して、「この子が一生幸せでありますように」と一針一針願いながら縫い上げた縁起ものです。その下がっているものは全て幸運を呼ぶ、鶴やうさぎ、宝袋など、またそこに鮮やかな七色の糸で巻いた『柳川伝統のまり(柳川伝承まり)』が組み合わされ最大の縁起物として重宝されています。
さげもんにさげられているものは、全部で51個。これは「人生50年」といわれていた江戸時代に1歳でも長く生きて欲しいとの思いが込められています。
色にも大事な意味があり、赤は魔よけ、紫は祝い色。『さげもん』はひとつの小宇宙が表現されており、上段は空に関係するもの、下段には地に関係するものが基本で、縁起や諺などにまつわる意味も含め、吊るす順番が決められています。竹の輪をつくり、そこから吊るしはじめますが、そこには初節句の女の子の健やかな成長を願い、また必ず日本の象徴である桜の花(和紙)を飾っているのも特徴です。
講師:緒方 文香 / FUMIKO OGATA
柳川伝承まり・さげもん研究会代表
柳川郷土研究会、柳川ふるさと塾、福岡スペイン友好協会会員
柳川観光大使
一般社会法人 九州日台経済文化交流院理事
NHK文化センター福岡、朝日カルチャーセンター福岡、東京共立女子大アカデミー、ヴォーグ学園天神校講師
日本習字教授
1992年 鹿児島県鹿児島市で柳川まり・さげもん教室を始める
1997年 福岡県太宰府市に柳川まり・さげもんの教室を移転
「柳川伝承まり・さげもん研究会」を設立、代表に就任
2003年 柳川まり作品集「陽だまり」自費出版
2005年 「NHK 文化センター」福岡教室「朝日カルチャーセンター」北九州教室を開講。
スペイン・バルセロナのカサアジアにて「日・EU市民交流年」のイベントにてさげもんを展示
2006年 「夢香る」2 冊目を自費出版
スペイン・バルセロナ、カサアジアにて柳川まり展示とワークショップ「講師要請コース」スタート
2008年 東海大学ハワイ校にて柳川さげもん展示会とワークショップ
2009年~2010年 東京・神奈川・九州各地などで展示会
2010年 スペイン・コリアデルリオにて、展示とワークショップ (後援:在スペイン大使館)
2011年 アメリカ・シアトルにて展示とワークショップ
2012年 3冊目の本15 周年記念誌「絲愉し」を自費出版
2013年 スペイン・バレンシアのリアドロ博物館にて展示とワークショップ
(後援:柳川市、在福岡スペイン国名誉領事館)
2014年 「若手講師養成コース」スタート
2015年 柳川観光大使に就任 台湾台北及び、ロシアの「聖ワシリー大聖堂」(世界遺産)にて展示とワークショップ
さげもんワークショップ
日時:2016年10月10日(月) 18時~
会場: カサ・アシア・マドリード (Calle Mayor 69, 1ª planta, Madrid)
参加費:5ユーロ(材料費のみ徴収)
【申込み方法】
こちらのイベントは9月23日時点で定員に達したため、申し込みは締め切られました。
Eメールにて以下宛先までお申込みください。
申込みメールには、参加希望者全員分のお名前、連絡先、身分証番号を忘れずにご明記ください。
主催者より追ってコンファメーションのメールが送信されます。
申込みメール宛先:info@fundacionjapon.es
※ 人気イベントのため、キャンセル待ちのお客様がたくさんいらっしゃいます。お申し込み後、もしご都合がつかず当日ご出席いただけない場合には、必ず事前にご連絡ください。
※ 当日は、会場建物入り口で身分証のチェックがございますので、身分証を忘れずにお持ちください。