[マドリード] 日本人画家・田中茂 個展『Desde el corazón』

 
岐阜在住の画家・田中茂氏による個展が、マドリードに新しくオープンするギャラリー「Galería Nueva」の初個展として、2024年12月3日から7日まで開催される。
　
夢は「暖かい音楽が聞こえてくる絵を描くこと」という田中氏は、美術大学での教育を受けていない。51歳の2021年、パンデミックの最中にスケッチブックに娘をデッサンしたことをきっかけに、絵に夢中になった。独学で日本女性を主題として描き始めるなか、葛飾北斎から浮世絵とダイナミックな構図を、レオナルド・ダ・ヴィンチから黄金比率と遠近法を学んだ。
　
人物の背景に取り入れた「唐草模様」や「麻の葉模様」のような伝統模様に日本の美を感じたり、サムライには日本人の魂のようなものを感じるという田中は、作品「関ヶ原合戦」で初めて男性を描いた。今回展示される中では一番大きく2mほどの作品となっている。個展ではそれらの絵が、大小22枚展示される。
　
日本では銀座 新井画廊 (2023年)、岐阜県 吉野画廊 (2023年) にて個展を、ニューヨークで展示会 (2023年) を、パリのル・サロンで入選 (2024年)、そして今回マドリードで海外初個展を開催するなど、日本だけにとどまらず世界に向けて積極的に活動している。

タイトル「関ヶ原合戦　島津の退き口」

唐草道標(カラクサミチシルベ)

たこやきホッペ

 

 
田中 茂 / Shigeru Tanaka
　
1970年 岐阜県羽鳥市生まれ
受賞歴：
2021年 羽島市美術展 (大賞:市展賞)
2022年 全日本アートサロン絵画大賞展(入選)
2022年 日美展 (国際文化カレッジ賞)
2022年 日美展 (優秀賞・岐阜新聞放送賞)
2022年 ぎふ美術展 (大賞:ぎふ美術展賞)
2023年 日白会展 (入選)
2023年 羽島市美術展 (大賞・市展賞)
2024年 白日会展 (入選)
2024年 日美展 (優秀賞・クサカベ賞)
　
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