[サラマンカ] 写真展『日本の世界遺産』
国際交流基金マドリード日本文化センターとサラマンカ大学日西文化センターによる共催企画『日本の世界遺産写真展』が、11月27日から2021年2月26日まで、サラマンカ大学日西文化センターの美智子さまホールにて開催される。
この展覧会では、写真家・三好和義氏が撮影した67枚の壮観な写真パネルに映された「日本の世界遺産」の姿が展示される。
人類は400万年の歴史の中で多くの文明を生みだし、多くの文化を育み、数多くの文化的遺産を残してきた。他方、人類の活動は時には自然と共存し、ある時は自然を破壊してきた。その文化遺産と残されたかけがえのない自然を保護していくことが、今日の我々の大きな課題である。
世界遺産は、普遍的な価値を有するかけがえのない人類の遺産である文化財や自然を保護し、次の世代に残していくことを目的に、1972年パリで開かれたユネスコ総会で『世界遺産条約』として採択された。
2019年時点で日本を含め193ヶ国がこの条約を締結。世界遺産条約を締結することは、自国に存在する遺産を保護し、次の世代に残していくことを国際的公約として宣言することを意味している。世界遺産を人類共有の遺産として、互いに協力し、保護に対する義務と責任を負うことになる。2019年時点で世界遺産リストに登録された文化遺産は869件、自然遺産は213件、複合遺産は39件の総計1,121件。
三好 和義 / Kazuyoshi Miyoshi
1958年徳島生まれ。1981年東海大学文学部広報学科卒業。同年株式会社「楽園」設立。1985年27才の時、写真集『RAKUEN』で木村伊兵衛賞を当時最年少で受賞。13歳の時に沖縄を訪ねて以来、タヒチ、モルディブ、アフリカ、インドそしてヒマラヤ、南極など世界各地でRAKUEN をテーマに撮影を続けている。作品は米国・ジョージイーストマンハウス国際写真博物館に永久保存されている。写真集「日本の世界遺産」は1998年出版。1999年より独立行政法人 国際交流基金が日本文化の紹介として「日本の世界遺産展」63点構成(2009年3月時点) を順次買い上げ、世界各地にて随時写真展が企画開催されている。
2004年藤本四八写真文化賞を受賞。2007年より京都・奈良の国宝の仏像の撮影を始め、現在も続けている。2008年より京都御所や桂離宮の撮影が始められた。
会期:2020年11月27日(金)〜2021年2月26日(金)
開館時間:11:00〜13:30 / 18:30〜20:30
会場:サラマンカ大学日西文化センター(Plaza de San Boal, 13, 37002 Salamanca)Aula Magna “S.M. La Emperatriz Michiko”
サラマンカ大学日西文化センター (Centro Cultural Hispano-Japonés)
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情報元:国際交流基金マドリード日本文化センター | Centro Cultural Hispano Japonés de la Universidad de Salamanca