【終了】[サラゴサ] 折り紙博物館にて丸山晃生による「和紙人形」展示会
サラゴサの折り紙博物館 (Escuela-Museo de Origami de Zaragoza) にて、3月から中断されていた展示会『和紙人形 (Muñecas de papel, Washi ningyou)』が9月6日まで再開されている。
ヨーロッパで初めて折り紙専門の博物館として2013年にオープンした、スペイン・サラゴサの折り紙博物館では、世界各国の折り紙作家の個性的でユニークな作品を展示している。
今回の展示会『和紙人形 (Muñecas de papel, Washi ningyou)』では、母親の影響で和紙人形作りを始めた人形作家・丸山晃生氏が手がけた「姉様人形」や「和紙しおり人形」などが展示されている。
江戸時代に普及した姉様人形は、和紙と千代紙で作られ、素朴でありながら優雅な人形を用い、人形を擬人化して日常生活を再現するままごと遊びとして人気を博した。和紙人形は基本形を針金で作り、そこに脱脂綿などで肉付けをし胴体を整えた上に和紙を着せて仕上げる。日本の伝統的な文化や生活習慣、社会生活、物語などが表現される。和紙人形の文化は、木と紙を重宝する日本の生活の中で育まれ、丈夫で美しい和紙は、折る、切る、染める、揉むなどの加工が可能で、平面から立体の人形を作り出すことができ、和紙ならではの造形の美が生み出される。
Youtube:Origami Zaragoza / Exposicion Muñecas de papel
会期:2020年9月6日まで
会場:サラゴサ折り紙博物館 (EMOZ: Museo de Origami de Zaragoza)
住所:Plaza San Agustín 2, 50002 Zaragoza, 2ª Planta del Centro de Historias
サラゴサ折り紙博物館
公式サイト | Twitter