ene2021_expo-miro_main

 
20世紀を代表するスペインの巨匠としてピカソ、ダリと並び称されるジョアン・ミロ (1893-1983)。彼の版画作品140点を集めた『ジョアン・ミロ展』が、2021年1月9日から2月28日まで、山梨県の南アルプス市立美術館にて開催される。
 
ミロはカタロニアの風土にこだわり、大地にインスピレーションの源を求めるとともに、自然との交感を通して、太陽、月、星、鳥などを独特の抽象的要素に変換し、詩的で宇宙的な世界を表現した芸術家である。
 
生涯を通じて、油彩をはじめ、版画、彫刻、陶芸、壁画、タピストリー、舞台装飾に至るまで幅広く手掛け、特に版画は35歳になって本格的に取り組んだが、以後、油彩と拮抗する彼のライフワークとなった。その技法は多岐にわたり、さらに複数の版画技法を組み合わせるミロ独特の混合技法で、それまでになかった新たな創造を目指し、2500点以上の作品を世に残している。
 
本展では、ミロの版画第1作目の作品《一羽の小さなカササギがいた》を含んだ、初期から晩年までを網羅した140点余を紹介する。
 
版画芸術を通して、画家のインスピレーションの源泉を探り、造形の詩人とうたわれたジョアン・ミロの世界を堪能できる展示会となっている。

 

ジョアン・ミロ展
 
開催期間:2021年1月9日(土)~2月28日(日)
開館時間:09:30〜17:00 (入館は16:30まで)
会場:南アルプス市立美術館
住所:〒400-0306 山梨県南アルプス市小笠原1281 / TEL 055-282-6600
休館日:1月12日(火)、18日(月)、25日(月)、2月1日(月)、8日(月)、12日(金)、15日(月)、22日(月)、24日(水)
入館料:一般500円、大高生300円、中小生200円
*新型コロナウィルスの感染拡大状況により臨時休館する場合があります。来館前に美術館ホームページ等でご確認ください。
 
南アルプス市立美術館
公式サイト | Facebook | Instagram

 

 
情報元:南アルプス市立美術館